アルバート・パーク・サーキットcreativeCommons CaterhamF1

アルバート・パーク・サーキット

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サーキットデータ

名前
アルバート・パーク・サーキット
所在国
オーストラリア
住所
12 Aughtie Dr, Albert Park VIC 3206 オーストラリア
設立年
1996年
コース全長
5,303m | 16コーナー
周回数
58周 | 時計回り
ピットレーン長
280.7m| 21.4秒
1コーナーまでの距離
381m
平均速度
206km/h
最高速度
321km/h
エンジン負荷レベル
| 全開率 : 66%
ブレーキ負荷レベル
| 使用率 : 16%
燃料消費量
| 1.81kg/周
フューエル・エフェクト
| 0.39秒/10kg
タイヤ負荷レベル
グリップレベル
エアロ重要度
セーフティーカー出動率
80%
ウェット確率
16%
最大高低差
3m
収容人数
80,000人
レコード
1分24秒125 M.シューマッハ / 2004年 / フェラーリ
@ausgrandprix
@ausgrandprix
instagram
@ausgp
WEBサイト
grandprix.com.au

アルバート・パーク・サーキットとは、オーストラリアのメルボルンにあるアルバート・パーク(公園)内にある半公道サーキットのこと。人口湖を周回する公道と駐車場の一部を使ったコースになっている。多くの場合、一年に一度のF1でのレースに使用されるだけで、日々レースが開催されるサーキットではない。

決勝レーススタート前のアルバート・パーク・サーキットのグリッドの様子、2019年F1オーストラリアGP

初開催は1985年。1996年以降はF1F1オーストラリアGPの舞台としてシーズン開幕戦を担っている。年度の初戦という事で注目度は高く、2019年のグランプリでは述べ32万4100人が現地観戦に訪れ、過去最高を記録した。

コースレイアウト

ストレートとストレートとがヘアピンで連結されたストップ&ゴータイプのサーキット。各ストレートエンドではハードブレーキング、コーナー出口では高いトラクションが必要とされるため、ブレーキング時スタビリティーの高さと低速域からの加速性能が求められる。パワーエフェクトは大きい。1コーナーまでの距離は381mとそこそこの長さであるため、スタートを失敗すれば順位を落とす可能性がある。

2018年F1のアルバート・パーク・サーキットのコースレイアウト

オーバーテイクを容易にすべく、2018年に3番目のDRSゾーンが12・13コーナー間に追加された。この区間でのオーバーテイクは期待できないが、前走車への接近が容易となるため、その後に待ち受けるホームストレート上のDRSゾーンでの追い抜きの可能性が向上する。

サーキットの特徴

マシンセットアップの難しさ

普段はサーキットとしては使われていないため、コース路面がホコリや砂利でかなり汚れている。そのため、グランプリ開始直後のフリー走行においてはタイヤグリップがかなり低いが、セッションが進む毎に大幅に改善されていく。アルバート・パークでは、決勝レース当日のラップタイムがグランプリ初日と比較して5秒/1周向上する事すらある。

そのため、グランプリ序盤でマシンのセットアップを煮詰めてしまうと、レース当日にマシンバランスが大幅に崩れてしまう事もある。フリー走行でタイムが良いからと言って予選・決勝でも良いとは限らないのが、アルバート・パーク・サーキットの面白いところだ。

F1オーストラリアGPの舞台アルバート・パーク・サーキット空撮画像

なお、F1オーストラリアGPの開催時期は現地の秋にあたるため、コース上には落ち葉が舞い散っており、これもグリップ低下の大きな要因となる。3コーナーから5コーナーは、駐車場の路面がそのまま使われているためその他のコース上よりもさらに滑りやすい。コース上のどの位置に合わせてセッティングを行うかもチームの腕の見せどころである。

オーバーテイクポイント

オーバーテイクポイントは、1コーナーと3コーナーの2つ。例年この箇所では何らかのアクシデントが発生し、波乱の開幕戦を彩る。ホームストレートでの時速は320kmに達するが追い抜くことは非常に難しく、2018年のレースで自力でのオーバーテイクが記録されたのは僅か1回のみ。DRSを使用したものを含めても4回しかない。

セーフティカーに注目

アルバート・パーク・サーキット
creativeCommonsCaterhamF1

通常のサーキットとは違いランオフエリアが狭く、コースの両サイドが大きな金網とウォールで覆われているため、セーフティーカーの出動回数が多い。2001年に、飛び散ったマシンの破片に当たりマーシャルが死亡する事故が発生してからはフェンスも大きくなった。

セーフティカー出動回数が多いということは、マシンそのもののスピードも去ることながら、レース戦略を如何に緻密に練り上げるかが勝利への大きな鍵になることを意味する。各チームのストラテジストの役割は大きい。

コースレコード

決勝レースで計測される史上最速の”ラップレコード”は、2004年にフェラーリのミハエル・シューマッハが記録した1分24秒125。一方の”コース・レコード”は、2019年にメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが予選Q3で記録した1分20秒486となっている。

ラップレコード
1:24.125(シューマッハ/Ferrari、2004年)
コースレコード
1:20.486(ボッタス/Mercedes、2018年)

毎年赤字のF1開幕戦

どこのサーキットも似たようなものであるが、オーストラリアGPも毎年赤字を計上している。2013年は5000万豪ドル(当時の日本円にして約45億円)の赤字だった。注目の開幕戦と言えども、事業としての採算が取れていないのが今のF1の現状である。

アルバート・パーク・サーキットができるまで

アルバート・パーク・サーキット建設風景、多くの人と重機が持ち込まれる
©facebook.com

アルバート・パーク・サーキットは常設ではなく仮設のサーキットであるため、グランプリウィーク開始とともに急ピッチで建設が進められ、レース終了と同時に解体される。詳しくは市街地サーキットができるまでーF1オーストラリアGP開催の舞台裏動画を参照されたい。

サーキットの場所

サーキットの画像・レース風景

F1オーストラリアGPの舞台アルバート・パーク・サーキット空からの画像

F1オーストラリアGPの舞台、アルバート・パーク・サーキットのピット及びホームストレート空撮画像

アルバート・パーク・サーキットを走行するメルセデスとウィリアムズ

2019年F1オーストラリアGP 第一回フリー走行でピットレーンを走るレッドブル・ホンダRB15

F1オーストラリアGPの舞台アルバート・パーク・サーキット上空から見たホームストレートとピットレーン