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ランオフエリア
ランオフエリアとは、マシンがコースオフした際の安全性確保のために設けられたコース両脇のスペースのこと。マシントラブルが発生した場合のコース外避難スペースとしても使われる。エスケープ・ゾーンとも呼ばれる。
コース外に飛び出してしまったマシンがフェンスや壁、観客などに衝突するのを可能な限り防ぐため、ランオフエリアには砂利や芝生、砂などが敷き詰められている。これによって、効果的にマシンを減速させられるようになっている。
敷設材料で変わる呼び名
ランオフエリアには砂利や芝生、砂などが敷き詰められているが、敷設に使われる材料によって以下のように呼び名が変わる。コーナーの種類や性質によって使用する素材を決定する。
- 芝生の場合
- グリーン
- 土や砂利の場合
- グラベル
- 砂の場合
- サンドトラップ
アスファルトのランオフエリア
近年はアスファルト舗装のランオフエリアも増えてきている。アスファルトの場合、他と比べてコース復帰が容易でありブレーキによる減速が可能な点が特徴。とは言え、コントロールを失ったマシンの減速という点ではアスファルトは不充分なため、通常のランオフエリアよりもかなり広めに取られていることが多い。
ただしサーキットは4輪マシンのみが走行するわけではない。MotoGPなどのバイクレースを考えれば、アスファルトのランオフエリアは許可されるべきではないだろう。