
マルコとメキーズ、意見の相違が浮き彫りに? 角田裕毅の”去就判断時期”をめぐりレッドブル首脳陣の間に溝か
2026年シーズンに向けた角田裕毅の去就判断時期をめぐり、レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキーズとモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコとの間で意見の相違が浮上した。
早期意向のマルコ、「急がない」メキーズ
独専門メディア『F1-Insider』によれば、マルコは第15戦オランダGPの初日、角田の”デッドライン”について、「決定期限を延長した。あと数レース、見守るつもりだ。9月、10月に決断を下したい」と語った。
報道によれば、レッドブル首脳陣は「10月末まで」にマックス・フェルスタッペンのチームメイト、そしてレーシング・ブルズの来季ラインナップを確定させる意向だとされる。つまり、角田に残された“証明の場”は第20戦メキシコGPまでの6戦ということになる。
一方でメキーズは、英衛星放送『Sky Sports』に対し、「我々は決断を急いではいない。残り10レースある」と強調し、シーズン末まで判断を先送りする可能性を示唆した。
メキーズはマルコに対し、早期判断を避けるよう働きかけていると見られている。また、角田に可能な限り公平なチャンスを与えるため、チームメイトとのマシンスペック格差が生じぬようリーダーシップを発揮したとも伝えられている。即断即決型として知られるマルコや前代表クリスチャン・ホーナーの手法とは対照的なスタンスだ。
角田への信頼「スピードは失われていない」
メキーズは角田について「スピードが消えてなくなるとは我々は思っていない。ユーキは昨年終盤に本当に良い走りをしていたし、今シーズンの序盤も非常に良かった」と語り、レーシング・ブルズ時代の活躍を強調。本来のポテンシャルを発揮できるよう、粘り強くサポートしていく姿勢を示唆した。
「もちろん、このチームに移籍した最初の頃は苦しい時期もあったが、スパでは一歩前進し、チームとして最悪の週末になったブダペストでも、予選ではわずか0.15秒と、ギャップ的にはマックスにかなり迫ってみせた」
「通常であればマックスに対してこの差であればフロントロウに繋がるものだが、接戦故にブダペストではQ1敗退に繋がった」
「我々はドライバーたちをできる限りサポートしようとしている。ユーキに新たなアプローチが見られるのは確かだ。我々は彼の成長を支援しようとしている」