記者会見に臨むポールポジションを獲得したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と予選3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2025年8月30日(土) F1オランダGP(ザントフォールト・サーキット)
Courtesy Of McLaren

フェルスタッペンの「入れ知恵」で珍問答に、予選後会見でマクラーレン勢に“パブクイズ”の逆襲

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2025年F1第15戦オランダGPの予選後に行われたFIA公式記者会見では、フロントロウを独占したマクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスに対し、質問ではなく“クイズ”が投げかけられた。

オランダ人記者が、前夜にマクラーレンのモーターホームで行われた「パブクイズ」のお返しとして、ドライバーたちにクイズを出したのだ。

その内容は「2021年のカレンダー復活以前に最後の開催となった1985年のオランダGPで優勝したドライバーと2位、そして10番手スタートは誰か?」というものだった。もちろん「Googleとスマホは禁止」と念押しされた。

予選後の撮影に臨むポールポジションのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2番手ランド・ノリス(マクラーレン)、3番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2025年8月30日(土) F1オランダGP(ザントフォールト・サーキット)2232873696Courtesy Of McLaren

予選後の撮影に臨むポールポジションのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2番手ランド・ノリス(マクラーレン)、3番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2025年8月30日(土) F1オランダGP(ザントフォールト・サーキット)2232873696

ポールポジションを獲得したピアストリはマイクを握り、必死に考えるも言葉が出てこない。すると、その様子を横目で見ていた予選3番手のマックス・フェルスタッペンが助け舟を出し、真顔でこう囁いた。

「知ったこっちゃない、って言っときゃいいんだよ」

この一言にピアストリは笑わずにはいられなかった。とはいえ、マクラーレンの優等生は真剣に答えようと頭を悩ませる。

「当てずっぽうだけど、勝ったのはニキ・ラウダ?」

ピアストリが見事に正解を引き当てると、ここでフェルスタッペンが記者に代わって質問役に周り、「じゃあポールポジションは誰だ?」と続けた。

「ニキじゃないと思う」と首をひねるピアストリに対し、フェルスタッペンは大ヒントを与えた。

「僕の知ってる人だよ」

ピアストリはすぐに、「君の知り合い? じゃあ簡単だ。ネルソン・ピケだね」と答え、2問連続正解を果たした。ピケはフェルスタッペンの義理の父だ。

ここで選手交代。予選2番手のノリスはピアストリに代わってクイズに加わるよう促されたが、先ほどのフェルスタッペンのアドバイスをそのまま引用し、「知ったこっちゃない」と即答。会見場は笑いに包まれた。

記者会見でマイクを握る予選2番手のランド・ノリス(マクラーレン)、2025年8月30日(土) F1オランダGP(ザントフォールト・サーキット)Courtesy Of McLaren

記者会見でマイクを握る予選2番手のランド・ノリス(マクラーレン)、2025年8月30日(土) F1オランダGP(ザントフォールト・サーキット)

ノリスが参戦を拒否したため、残りの質問はフェルスタッペンに向けられたが、返ってきたのは当然に「知ったこっちゃないね」の一言。「そんなのどうでもいいから!」と冗談交じりに付け加え、満面の笑みを浮かべた。

こうして記者会見は和やかな笑いの中で締めくくられ、3人のドライバーは揃って席を立った。

ちなみに記者の出題したクイズの答えは次の通り。優勝は10番手スタートから追い上げたニキ・ラウダ(マクラーレン)。2位はチームメイトのアラン・プロストで、3位にはロータスのアイルトン・セナが入った。

この勝利はラウダにとって通算25勝目であり、現役最後の勝利、最後の入賞となった。

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