爆笑ノリス「もし僕の母さんに◯玉が付いてたら…」とフェルスタッペン、SCなければ勝てた?との質問に
セーフティーカー(SC)に奔走され勝利を掴むチャンスを失ったものの、仲の良いランド・ノリス(マクラーレン)が初優勝を上げたF1マイアミGP後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は上機嫌に見えた。
リザルトを左右したのは、「全面的な責任」があるとしてスプリントに続きペナルティを科されたケビン・マグヌッセン(ハース)の走りだった。ローガン・サージェント(ウィリアムズ)が壁に弾き飛ばされた事で28周目にSCが導入され、これによりスティントを引っ張りラップをリードしていたノリスがフリーストップを得る事となった。
仮にSCがなければフェルスタッペンは今季優勝回数を5に伸ばしただろうか? SCがなくともノリスはキャリア110戦目での初優勝を掴み取っただろうか?
誰もが想像を膨らませるこの疑問をぶつけられたフェルスタッペンは「正直なところ、セーフティカー前にどの程度のギャップがあったのか知らないんだよね」と答え、ノリスの方を見て「僕からどれくらい離れた?」と尋ねた。
ノリスは「厳しかっただろうね。(SCがなく普通にピットストップをしていれば)フェラーリ2台、レッドブル、それにオスカー(ピアストリ)を抜かなきゃならなかったから。オスカーは本当に良い仕事をしていたし、彼には脱帽だよ……」と返した。
折角の初勝利に水を指すような流れになった事を気にしたのだろうか。フェルスタッペンはノリスの話を遮るようにして「つまりさ、いつも『もし』『もし』『もし』なんだ」と割り込み、大人?な冗談を交えて仮定の話を繰り返す事の無意味さを指摘した。
「つまりね、もし僕の母さんに◯玉が付いていたら、彼女は僕の父さんになっていただろう、みたいな話なんだ」
「笑)要は、レースというものは上手くいくこともあれば、そうでない時もあるわけで、そういうことなんだよ!」
これを聞いていたノリスが思わず吹き出し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がニンマリとした表情を浮かべた事は説明するまでもないだろう。
フェルスタッペンは22周目にターン13・14のシケインに設置されたボラードに衝突した件についても「あそこに立ってるのが気に食わなかったから、フロントウイングの耐久テストを兼ねて取り外してやろうと思ったんだ!」などと冗談を飛ばしていた。