初優勝したランド・ノリスを胴上げするマクラーレンのチームメンバー、2024年5月5日F1マイアミGP決勝レース
Courtesy Of McLaren

羽目を外すぜ!ノリス「鼻のかすり傷程度じゃ済まない」初優勝パーティーへ、急遽フライト変更のマクラーレン

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ランド・ノリスのキャリア初優勝を受けマクラーレンのザク・ブラウンCEOは、現地マイアミで祝賀パーティーを開催すべく急遽、本国イギリスへの帰国便を翌日に変更した。

「(今夜)飛行機に乗る予定だったんだけど、ザクから明日にしたって聞いたんだ。寝るつもりはないよ!行き着くとこまで行くつもりさ!」とノリスは明かした。

ノリスは先週末、アムステルダムで飲んでいた際に割れたグラスで鼻に切り傷を負ったが、祝賀パーティーでは更なる怪我をもいとわず羽目を外す気、満々だ。

「鼻のかすり傷程度じゃ済まないかもしれないけど、気にしない」とノリスは語る。

「これは初優勝の時にしか味わえない一生に一度のことだからね。楽しむつもりだ」

「マイアミでやれる事になって良かったよ。シルバーストン(母国レースのイギリスGP)で初優勝できたらってちょっと期待してはいたけどね」

母国での初優勝が叶わず少し残念そうな様子のノリスを見た2位フィニッシュのマックス・フェルスタッペンは「ここでやる方が良いに決まってるって!」と声を掛けた。

ノリスは「そうだね。今夜は良い夜になりそうだ!」と返した。

ノリスに敗れ去ったフェルスタッペンは「今日、ランドに負けた事を本当に嬉しく思うよ。間違いなく勝利に値する走りだった。最後は僕より何マイルも速かったしね」と友人の幸せを喜んだ。

「初めてレースに勝つというのは、いつだって感慨深いものがある。F1に向けて努力してきた日々、表彰台を夢見てきた日々を思い出すものなんだ」

「だからもちろん、自分自身のレースに満足してはいないけど、ランドが今日やってのけたことを称賛できるし、敬意を表することができる。だから僕も本当にハッピーなんだ」


2024年F1第6戦マイアミGPでは、予選5番グリッドのランド・ノリス(マクラーレン)がデビュー6年目、キャリア110戦目にして念願の初優勝を飾った。F1史上114人目のウィナーの誕生だった。

イモラ・サーキットを舞台とする次戦エミリア・ロマーニャGPは5月17日のフリー走行1で幕を開ける。

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