開幕オーストラリアGPの表彰台copyright Steven Tee/LAT Imagesref

《2020年版》F1放送を見る3つの方法、DAZN(ダゾーン)とフジテレビの比較…まずは無料で視聴

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「今年のF1はどうすれば見れるの?」とお困りのファンのために、2020年シーズンのフォーミュラ1世界選手権を生中継するTV放送チャンネル及び、インターネット配信サービスを比較する。

残念ながら、日本では今年も地上波やBSでの無料生放送は行われない。2018年にローンチされたF1公式ライブストリーミング配信「F1 TV PRO」も日本対象外。ネットにしろテレビにしろ、F1放映を見るには有料チャンネルが唯一の手段だが、いずれのサービスも無料お試し期間を設けている。ライブでF1を視聴できるサービスは以下の3つだ。

  • DAZN(ダ・ゾーン)(ネット配信)
  • フジテレビNEXTライブ・プレミアム(TV)
  • フジテレビNEXTsmart(ネット配信)

2020年シーズン最大の見所は、タイトル争いで「一切言い訳するつもりはない」と力強く語るレッドブル・ホンダだ。RB16はホンダ製F1パワーユニットに最適化された初めてのマシンで、チームとマックス・フェルスタッペンは”本気”でチャンピオンシップを狙っている。無論、王者メルセデスは盤石の体制が故に、非常に熾烈な争いになる事だろう。

2018年以降のF1テレビ放送グラフィック
© Formula1®

リバティ・メディア買収後のF1は、ロゴの刷新を皮切りに各種グラフィックを一新。公式テーマソングに加えて、リアルタイムでのタイヤ分析データが表示されるなど、国際放送のグラフィックが変更され、以前とは異なる雰囲気を楽しむ事が出来る。

なお、各グランプリの放送日程についてはF1テレビ放送スケジュールを、開催スケジュールについてはF1カレンダーを参照されたい。各々のサービスの特徴と注意点、そして必要となる金額を以下に比較する。以下特に記載がない場合、金額は税抜とする。

1:DAZN(ダゾーン)

特徴

スポーツ専門のストリーミング配信サービス。スマホやPC、タブレット、PlayStation4やXBox Oneなどのデバイスで視聴できる。モータースポーツ番組としては他に、FIA-F2選手権とF3選手権が日本独占配信される。その他にも、パ・リーグ全戦、Jリーグ、UEFAチャンピオンズリーグ等、幅広いコンテンツを備える。

コンテンツ面での一番の特徴は、画面を4分割して様々なデータを表示する「F1 ZONE」。インターネット配信ならではの強みを活かした配信形態をもつ。F1 ZONEで表示される4つのデータは以下の通り。

  • 国際映像
  • オンボードカメラ
  • 順位やタイム差が分かるライブタイミング
  • ドライバー紹介や予選順位などの追加情報

またDAZNの独自コンテンツとしては、決勝レース終了後の翌金曜日にレビュー番組「F1ラボ」を配信。特別企画として、ホンダF1を特集するコンテンツが組まれる事もある。

配信時間は公式サイト内の番組表ページで告知されるが、F1の配信開始時間は基本的に、決勝はレース開始40分前、予選を含むその他のセッションは開始5分前となっている。

なお、開幕オーストラリアGP決勝レース当日の2020年3月15日(日) 23:59までに当サイト経由でDAZNに新規登録すると、2ヶ月間無料で視聴出来る期間限定特別キャンペーンが行われている。詳しくは「2ヶ月無料、DAZNでF1を見よう!開幕記念キャンペーン」を参照されたい。

料金体系

初回31日間は完全無料。アンテナ設置などの別途費用は不要で、とにかく気軽に視聴できるのが魅力。気に入らなければいつでも自由に退会できる。請求が発生する前に解約すれば費用は一切かからない。

常にバックグラウンドで動画を垂れ流していたとしても、1ヶ月1,750円。ドコモユーザーであれば月額980円の「DAZN for docom」プランを契約できるためお得感が高い。「DAZN for docomo」の場合、月額500円のドコモの映像配信サービス「dTV」を同時契約していると、両方合わせて月額1,280円となるお得なセット割を使うことが出来る。

月額費用
1,750円 (税抜)
初回費用
なし (1ヶ月の無料体験期間有)
放映形式
ネット放送
放映対象
全22戦の全セッション

実況・解説

2016年ドイツGPより配信を開始した海外発のサービスだが、F1の実況・解説は全て日本語。元F1ドライバーの中野信治氏や、モータースポーツジャーナリストの小倉茂徳氏らが解説を担当し、実況はスーパーフォーミュラやSUPER GTなど、J SPORTSの実況でもお馴染みのサッシャー氏らが務める。フジテレビNEXTと比較すると解説や実況は初心者向けで丁寧な印象がある。

見逃し配信

ストリーミングであるため録画という概念がないわけだが、基本的にレース後1週間程度は見逃し配信があるため、万が一リアルタイムで視聴出来なくとも安心だ。F1は世界各国で行われるため、深夜や早朝にレースが行われる事も少なくなく、その意味でも見逃し配信は有り難い機能と言える。

また各セッション後には、美味しいところだけをまとめたハイライト映像も配信される。

注意点

ストリーミングサービスの宿命であるが、回線状況やデバイス性能等によって遅延などの障害が発生する可能性がある。類似のF1ネット配信サービス元祖「Formula 1 on ZUME」は、許容できない遅延・障害ぶりで視聴者の不評を買ったものの、後発のDAZNは精力的に対策を施じており、遅延の程度を示す”リバッファリング率”は、フルシーズンを初めて放送した年の半年間で1.2%から0.2%まで低減。最近は目立った遅延はない。

パナソニックのビエラやSonyのブラビア等に代表されるスマートテレビの他、「Apple TV」や「Chromecast」や「Amazon Fire TV」に対応しているため、これを別途購入することで、自宅のテレビ画面でDAZNを楽しむことも出来る。

まずは無料でDAZNを試してみる

2:フジテレビNEXTライブ・プレミアム

2020年フジテレビNEXTのWEBページのキャプチャー

特徴

全21戦、金曜フリー走行から決勝までの全セッションを完全生中継する。F1放送でお馴染みの川井一仁、森脇基恭の他、現役トップドライバーの松田次生、元ブリジストン開発本部長の浜島裕英らモータースポーツ界の各氏が解説陣を務める。

ウリはインターネット配信サービスとは異なり遅延が発生せず安心・確実にレースを視聴できる点。「総集編」や「F1レジェンド」、「F1 GPニュース」といった関連番組が見れるのも魅力の一つ。

料金体系

2019年からの料金に変更はない。以前は加入料として2,800円を支払う必要があったが、2017年10月1日より廃止されている。

月額費用
1,590円 (税抜)
視聴料:1,200円 + 基本料:390円
初回費用
0円
放映形式
CS放送
放映対象
全22戦の全セッション

4K放送がスタート

スカパーでは、2019年よりフルハイビジョンの4倍の画素数で配信する「スカチャン2 4K」でのF1の放送が開始された。よりキメ細かな超高精細映像と、5.1チャンネルによるサラウンドの立体的な音響を楽しむ事が出来る。料金は別途月額1,400円。決勝のみ視聴できる1,000円のPPV(ペイ・パー・ビュー)購入も可能だ。

申し込みの流れ

  1. スカパーが映るかチェック
  2. WEBか電話で申し込み
  3. 30分後に視聴可能

自宅のテレビで「CS161」を選局し、映像が映るかどうかを確認する。後は、テレビに差し込んであるB-CASカードの番号を控えておき、WEBか電話で申し込む。申込みから約30分で視聴可能となる。

注意点

CSアンテナが必要。自宅にアンテナが設置されていない場合、別途アンテナ本体・工事費用が発生してしまう。ただ、家の間取り等によっては安価な室内型アンテナで受信することも可能、この場合工事は必要ない。卓上ブースターと呼ばれる電波増幅装置を併用すれば、大抵の環境では問題なく視聴できるだろう。

ケーブルテレビの「J:COM」や、光回線を使った「ひかりTV」や「auひかり」なら、アンテナなしでフジテレビNEXTを楽しむ事もできる。

スカパー「フジテレビNEXT」

3:フジテレビNEXTsmart(ネクスマ)

フジテレビNEXTsmart(ネクスマ)のWEBページのスクリーンショット

特徴

「フジテレビNEXTsmart(ネクスマ)」は月額1,200円のインターネット配信サービス。先の「フジテレビNEXTライブプレミアム」加入者は無料で本サービスを利用する事ができ、スマホやPC、タブレットなどでF1を視聴できる。

2018年まではライブプレミアム契約者向けのサービスとして提供されていたため、ネクスマのみを単品契約してもF1中継が視聴できなかったが、2019年以降は単品契約でも視聴可能になった。また、2018年までは予選と決勝のみが配信されていたが、2019年以降はフリー走行及び関連番組全てが配信されている。

料金体系

月額費用
1,200円 (税抜)
初回費用
0円
放映形式
ネット配信
放映対象
全22戦の全セッション

注意点

オンデマンド単体契約の場合は見逃し配信は視聴できない。その一方でライブプレミアム加入者は無料で見逃し配信を楽しめる。あまり好感の持てるビジネスとは言えない。

ストリーミング放送なので、遅延などの障害が発生する可能性がある。ローンチ当初の2013年当時は使いものにならないくらい遅延がひどかったが、近年は然程気になるような遅延はない。

ネクスマは「スカパー!オンデマンド」の他、「J:COM」や「ひかりTV」「Rakuten TV」を通して視聴できる。

総括

レースは生で観戦してナンボ。緊迫したレースの途中で突然映像がフリーズしてしまう可能性のあるネット配信はオススメしにくいものの、近年の改善ぶりには目を見張る物がある。ただし、単体契約者向けに見逃し配信を行わない「フジテレビNEXTsmart」は価格以外に価値を見出すのが難しい。ネット配信サービスであればDAZNを薦めたい。

どれにすべきか迷ってしまった方は、まずは無料トライアルを使ってDAZNで1ヶ月間様子を見て、気に入らなければ「フジテレビNEXTライブプレミアム」に加入するのが良いだろう。

フジテレビNEXT DAZN ネクスマ
月額 1,590円 (税抜) 1,750円 (税抜) 1,200円 (税抜)
初回 0円 0円 0円
形式 テレビ放送 ネット配信 ネット配信
対象 全セッション 全セッション 全セッション
特徴 安心確実 F2、F3 安価
注意 要アンテナ 遅延障害 見逃し×

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