インタビューに応じるアーヴィッド・リンブラッド(カンポス・レーシング)、2025年6月26〜30日FIA-F2選手権第7戦レッドブル・リンク
Courtesy Of Red Bull Content Pool

リンブラッド「ユーキの助けになれるように」母国イギリスGPでF1週末デビューへ

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2025年F1第12戦イギリスGPの金曜フリー走行1回目(FP1)でF1週末デビューを果たすアーヴィッド・リンブラッドは、有益なデータを収集することで、以降のセッションに向けて角田裕毅及びレッドブル・レーシングをサポートしたいと意欲を示した。

17歳のイギリス人ドライバーは、今週末のシルバーストン・サーキットで母国ファンを前に、角田の22号車をドライブし、初の公式レースウィークセッションに臨むことになる。

期待のホープ、遂にF1初走行へ

現在、リンブラッドはカンポス・レーシングからFIA F2選手権に参戦中で、ここまでに2勝を挙げランキング6位につけている。レッドブル・ジュニアプログラムには約5年間在籍しており、F3(16歳6ヶ月21日)およびF2(17歳243日)において最年少勝者記録を打ち立てるなど、将来を嘱望される存在だ。

そんなリンブラッドにとって、今回のF1公式セッション出走は、長年思い描いてきた夢の実現に他ならない。

「本当に嬉しい。F1の公式セッションで走ることは、長年夢見てきたことだし、イギリス人ドライバーとして、イギリスのサーキットで、イギリスのファンの前でデビューできるなんて本当に最高だよ」とリンブラッドは語った。

角田・チームへの貢献と速さのアピールに意欲

リンブラッドは、セッションを通して自身の実力を示すと同時に、角田とチームにとって有益な情報を提供することを目指している。

「目標は、できるだけ早くクルマに慣れて、ユーキの助けになるように有益なデータを集め、チームを良い方向に導くこと。もちろん速く走ることもね!早くコースに出たい」

なお、リンブラッドは同じシルバーストン・サーキットで開催された昨年のFIA-F3レースで、ファステスト・ラップを引っ提げトップチェッカーを受けている。

FP2以降は角田が22号車に乗り込み、予選および決勝に向けたセットアップ作業を進める予定だ。FP1でリンブラッドが集めたデータが、クルマの方向性や週末の戦略立案に影響を与える可能性もある。

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