2017年F1スペインGP《決勝》結果とダイジェスト / ベッテルとの一騎打ちを制したハミルトンが優勝copyright F1

2017年F1スペインGP《決勝》結果とダイジェスト / ベッテルとの一騎打ちを制したハミルトンが優勝

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メルセデスのルイス・ハミルトンが2017年第5戦F1スペインGPのウィナーに輝いた。2位にはフェラーリのセバスチャン・ベッテル、3位にはレッドブルのダニエル・リカルドが続く結果となった。3強チームのドライバーがそれぞれ一人ずつリタイヤしたため、レースは終始ハミルトンとベッテルとの一騎打ちになった。リカルドはハミルトンに75秒遅れてのチェッカーフラッグを受けた。

母国での入賞が期待されたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、予選グリッドから5つポジションを後退してしまい12位に、ストフェル・バンドーンは自らのミスによってリタイヤを喫した。アロンソは今季初めてチェッカーフラッグを受けた。表彰台の3人に続いたのはフォース・インディア勢、インドチームの抜群の安定感はここバルセロナでも健在、5戦連続のダブルポイントを達成した。アロンソと同じくホームレースのカルロス・サインツは7位入賞、ザウバーのパスカル・ウェーレインはただ一人1ストップ作戦を採用し、見事ザウバーに今季初ポイントを献上した。これにより今季まだ一度もポイントを獲得していないのはマクラーレン・ホンダのみとなった。

2017年F1スペインGP決勝順位結果表
©F1

1周目にリタイヤしたヒーロー達

ライコネンと接触したボッタス
©F1

14日(日)にバルセロナはカタロニア・サーキットで行われたF1スペインGP決勝レース、気温は24℃路面温度は44℃のドライコンディション。

スタート直後の1コーナーで多重接触が発生、イン側にいたバルテリ・ボッタスの左フロントとライコネンの右リアが軽く接触、挙動が乱れたライコネンとそのアウト側にいたマックス・フェルスタッペンがぶつかった。サスペンションを破損したフェルスタッペン、左フロントサスペンションが折れたキミ・ライコネンは早くもここでリタイヤとなった。

「すべては僕がぶつけられた事から始まったんだ。マシンが軽くジャンプしてコントロールを失った。マックスともぶつかったけど最初の原因はそこじゃない。一体何ができたって言うんだい?何にも良い点がないよ」パドックに戻ったライコネンは失望をにじませた。

2017年F1スペインGP決勝スタート直後の1コーナー
©F1

7番手スタートのフェルナンド・アロンソは、2コーナーでフェリペ・マッサに押し出される形でコースオフしグラベルの餌食に。1周目を終えて10番手まで順位を落とす。最高の蹴り出しでスタートを決めてみせた2番グリッドのセバスチャン・ベッテルは、ポールのハミルトンをホームストレートでオーバーテイクしラップリーダーに躍り出た。9周目には2位を走るハミルトンに対して2.6秒のギャップを作る。

分かれたタイヤ戦略

最初に仕掛けたのはまさかのベッテル、先頭集団の中で最初にピットに向かう。履き替えたのは柔らかいコンパウンドのソフトタイヤ。対してハミルトンは22周目まで第一スティントを引っ張りミディアムタイヤに履き替えた。事実上の一騎打ちを繰り広げる両者で戦略が分かれた。3番手を走るボッタスは、ピットストップにより後方に従えたベッテルを抑えるためだろうか、性能の劣化したタイヤで走り続けハミルトンを援護する形に。結局27周目にピットに入りミディアムに履き替えた。

35周目、今回はじめての黄旗が振られVSCがコールされた。その原因はホームストレートでサイド・バイ・サイドになったバンドーンとマッサ。1コーナーでイン側にいたマッサに対してバンドーンが突っ込み右フロントサスペンションを破損、そのままグラベルにはじき出されレースを終えた。PU部品を交換したためグリッド降格ペナルティを受けて始まったバンドーンの決勝レースは、実に悔やまれる形で幕を閉じた。レース後、接触の責任はバンドーンにあるとして次戦モナコGPでの3グリッド降格ペナルティが課せられた。

サイド・バイ・サイドの争いを見せるハミルトンとベッテル
©F1 1コーナーでのサイド・バイ・サイド

VSCをチャンスと見るや、唯一人ピットストップを終えていなかったザウバーのウェーレインが1ストップを狙いタイヤ交換に動いた。ハミルトンはソフトタイヤに履き替え2回目のピットストップを終える。これに反応したフェラーリ陣営、次の周にベッテルをピットインさせる。こちらはミディアムタイヤに変更、ピットアウト後の1コーナーで激しく並走するハミルトンとベッテル、辛くもベッテルが先頭を死守する。

コース上で勝負をつけたハミルトン

二人の先頭争いに注目が集まる中、突如セクター2に黄旗が振られた。圧倒的な信頼性を誇示してきたメルセデスエンジンが悲鳴を上げたのだ。高速の3コーナーを走行中のボッタスのエンジンがブロー、享年5レース目。メルセデスとフェラーリ、そしてレッドブルはそれぞれ一台ずつマシンを失うことになった。

ベッテルを追い抜いたハミルトン
©F1

44周目、ソフトタイヤでベッテルを追い回すハミルトンがDRSを使ってホームストレートでオーバーテイク。「やったな!!」と歓喜するメルセデス陣営、「諦めるなよ、彼はこの後タイヤに苦しみ出すから」とフェラーリ陣営。終わってみればハミルトンがレース終盤にタイヤで苦しむことはなく、このオーバーテイクが勝負を決定づけることになった。

ハミルトンのオーバーテイクに喜ぶメルセデス陣営
©F1

決勝順位とタイム

各ドライバー毎の順位とラップタイムは以下の通り。

Pos No Driver Team Laps Time Pts
1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 66 1:35:56.497 25
2 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 66 +3.490 18
3 3 ダニエル・リカルド レッドブル・タグホイヤー 66 +75.820 15
4 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 65 +1 lap 12
5 31 エステバン・オコン フォースインディア・メルセデス 65 +1 lap 10
6 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 65 +1 lap 8
7 55 カルロス・サインツ トロロッソ 65 +1 lap 6
8 94 パスカル・ウェーレイン ザウバー・フェラーリ 65 +1 lap 4
9 26 ダニール・クビアト トロロッソ 65 +1 lap 2
10 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 65 +1 lap 1
11 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 64 +2 laps 0
12 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 64 +2 laps 0
13 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 64 +2 laps 0
14 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 64 +2 laps 0
15 30 ジョリオン・パーマー ルノー 64 +2 laps 0
16 18 ランス・ストロール ウィリアムズ・メルセデス 64 +2 laps 0
NC 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 38 DNF 0
NC 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 32 DNF 0
NC 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー 1 DNF 0
NC 7 キミ・ライコネン フェラーリ 0 DNF 0

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