フェルスタッペン、得意コースで優勝狙うも3位「十分なリザルト」F1シンガポールGP《決勝》
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、今季3勝目を狙ってシンガポール入りしたものの、決勝の鍵を握る予選でフェラーリ2台とメルセデス1台に敗れ4番グリッド。決勝では、ピットストップ戦略によってルイス・ハミルトンを交わすも、フェラーリに対してなす術はなく、3位表彰台に甘んじた。
レースを振り返ったフェルスタッペンは、勝利への想いを口にしながらも「4番手スタートからの3位表彰台は十分前向き。納得できる」と語った。クリスチャン・ホーナー代表はアンダーカットが成功した理由を「メルセデスが第一スティントを引っ張ってくれたおかげ」と説明した。
得意コースで優勝狙うも3位「十分なリザルト」
マックス・フェルスタッペン決勝: 3位, グリッド: 4番手
いつだって勝ちたいって思いを持ってレースをしてるけど、追い抜きが難しいコースでポジションを上げた上に表彰台を獲得できたんだから、今日の結果はすごく前向きだよ。もちろん、もっと良い結果を期待してここに乗り込んだのは確かだけど、予選でのライバルのペースを考えれば十分なリザルトだと思う。
レース展開がタイヤセーブのためのペースコントロールに終始した事が僕に味方してくれた。前を走っていたシャルル(ルクレール)がタイヤを守るためにかなりペースを落とした結果、隊列が接近し、ルイス(ハミルトン)をアンダーカットできるチャンスが生まれたんだ。
何度かセーフティカーからのリスタートがあったけど、ピットストップ後はペースも良く、問題なく3番手を守ることができた。最後の数周は、僕よりもフレッシュなタイヤを履いたルイスが、激しくオーバーテイクを仕掛けてきたけど、最後まで抑えることができた。
ファン目線で見れば今日のレースはさほどエキサイティングとは言えなかったかもしれないけど、公道コースでのレースは身体的にかなりキツく、でもそれと同時に走っていて楽しい。望んでいたような結果には届かなかったけど、次のレースまでに更に改善させてみせる。
2019年シーズンのF1第15戦シンガポールグランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルが今季初優勝。2位にシャルル・ルクレールが続きフェラーリが強さを見せた。3位表彰台はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが射止めた。