グリッド上でエンジニアと話をするトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト、2019年F1シンガポールGP決勝レースにて
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ダニール・クビアト、入賞のチャンス掴み取れず「言い訳はしたくないけど…」F1シンガポールGP《決勝》

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トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、22日に行われたF1第15戦シンガポールGPの決勝レースでポイント獲得のチャンスを手にしながらも掴みきれず、最終15位でチェッカーフラッグを受けた。

チームはマシン毎に戦略を分け、14番グリッドのクビアトにミディアムタイヤを履かせてスタートさせたものの、10周目を過ぎた辺りから失速し、立て続けに3台にオーバーテイクを許したため、戦略を変更して12周目にハードタイヤへと変更した。

クビアトはその後、ファステストラップを刻み猛追を開始。一時は12番手にまでポジションを上げたものの、50周目にアルファロメオのキミ・ライコネンと接触。ポジションを落としてしまった。一件はレース後審議となったが、スチュワードはお咎めなしの裁定を下した。

チャンス掴み取れず「言い訳はしたくないが…」

ダニール・クビアト決勝: 15位, グリッド: 14番手

今日は僕の日じゃなかった。今日みたいなレースの時は、ただひたすら非難を受け入れ、次のレースに向けて気持ちを切り替えるしかない。ポイント獲得のチャンスがあったのに、モノにできず残念だよ。トラフィックに前を塞がれてしまい、自分で納得出来るような走りが出来なかった。

言い訳はしたくないけど、ミラーが曇ったような状態になってしまい視界が悪く、周りのマシンや壁との間にいつもより多くスペースを取らなきゃならず、ポジションを守るのに苦労してしまったんだ。キミ(ライコネン)との接触によってマシンがダメージを負ってしまい、それによって更にドライビングが難しくなり、結果を妥協しなきゃならなかった。本当に残念だよ。


2019年シーズンのF1第15戦シンガポールグランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルが今季初優勝。2位にシャルル・ルクレールが続きフェラーリが強さを見せた。3位表彰台はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが射止めた。

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