9番手をマークしたFP2を経てインタビューに応じる角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年9月5日(金) F1イタリアGPフリー走行(モンツァ・サーキット)

戸惑う角田裕毅、満足の一方で冴えぬ表情「予想してなかった」マックスに0.192秒差の9番手

  • Published:

角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1第16戦イタリアGP初日のプラクティスを9番手で終え、まずまずのスタートを切った。だがセッション後の表情は冴えなかった。手応えのあるラップを刻みながらも、その要因は明確でなく、さらにロングランペースに課題を抱えた。

クルマを降りた角田は、「アップダウンはありましたが、最終的に言えば、FP2はかなりポジティブだったと思います。ショートランはかなり良かったです。ただ正直、どうしてあれだけのグリップがあったのか分からず、ソフトタイヤであのペースは予想してなかったので、その要因を突き止めなければなりません」と振り返った。

「とは言え、トラフィックの影響があったかもしれない状況としては、すごくいいラップになったと思います。ショートランについては、引き続き掘り下げていきたいです」

モンツァ・サーキットのスタート/フィニッシュラインに向かう角田裕毅のレッドブル・レーシングRB21、2025年9月5日(金) F1イタリアGPフリー走行Courtesy Of Red Bull Content Pool

モンツァ・サーキットのスタート/フィニッシュラインに向かう角田裕毅のレッドブル・レーシングRB21、2025年9月5日(金) F1イタリアGPフリー走行

1ラップペースではマックス・フェルスタッペンに0.192秒差まで迫ったが、ミディアムタイヤでのロングランでは逆に1周あたり1秒近い遅れをとった。特に第2セクターでの差が顕著だった。

角田は、「ロングランに関しては、まだペースが足りない部分があります。ショートとロングのバランスを取らなければいけません。現状はロングランで少し遅れているので、その点にもっと焦点を当てて取り組んでいくつもりです」と語り、2日目に向け改善を誓った。

ガレージ内を歩く角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年9月5日(金) F1イタリアGPフリー走行(モンツァ・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ガレージ内を歩く角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年9月5日(金) F1イタリアGPフリー走行(モンツァ・サーキット)


2025年F1イタリアGPの初日FP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.308秒差で退けた。3番手にはカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が続く結果となった。

FP3は日本時間9月6日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

F1イタリアGP特集