
ヒュルケンベルグ「…ホント、ガッカリだよ」失意のDNS原因を説明―レース開始を前に週末終わる
2025年F1第16戦イタリアGPに臨んだニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は、フォーメーションラップ終了時に油圧系統のトラブルに見舞われ、12番グリッドに着くことすらなく失意のままに3日間の週末を終えた。
ヒュルケンベルグは、「…まあ、とにかくホント、ガッカリだよ。キツイね。きっとチームも僕と同じ気持ちだと思う」とすっかり落胆した様子を見せた。
「ハイドロに問題が出てしまったんだけど、詳しい内容はまだ分かっていない。当然、調査して検証する必要があるけど、決して…良い状況ではなかったね」と、原因の特定には至っていないと説明した。
チーム代表のジョナサン・ウィートリーも「ニコが油圧系トラブルでスタートできなかったのは非常に残念だ。これはしっかりと原因を究明し、解決しなければならない課題だ」と語り、問題の克服を誓った。
一方で、週末全体の内容についてヒュルケンベルグは、「全体としてはポジティブだったと思う」と語り、一定の手応えを得たと説明した。
「今週末は競争力があったしね。ここはバクーに似たタイプのサーキットで、バクーも低ダウンフォースで効率性が求められるから、そういう意味では前向きだよ」
2025年F1第16戦イタリアGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がキャリア通算66勝目をポール・トゥ・ウインで飾った。2位はランド・ノリス、3位はオスカー・ピアストリと、マクラーレンがダブル表彰台に上がった。
バクー市街地コースを舞台とする次戦アゼルバイジャンGPは、9月19日のフリー走行1で幕を開け、9月21日に決勝レースが行われる。