油圧系統のトラブルでDNSに終わった決勝レースを経てインタビューを受けるニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、2025年9月7日(日) F1イタリアGP(モンツァ・サーキット)

ヒュルケンベルグ「…ホント、ガッカリだよ」失意のDNS原因を説明―レース開始を前に週末終わる

  • Published:

2025年F1第16戦イタリアGPに臨んだニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は、フォーメーションラップ終了時に油圧系統のトラブルに見舞われ、12番グリッドに着くことすらなく失意のままに3日間の週末を終えた。

ヒュルケンベルグは、「…まあ、とにかくホント、ガッカリだよ。キツイね。きっとチームも僕と同じ気持ちだと思う」とすっかり落胆した様子を見せた。

「ハイドロに問題が出てしまったんだけど、詳しい内容はまだ分かっていない。当然、調査して検証する必要があるけど、決して…良い状況ではなかったね」と、原因の特定には至っていないと説明した。

チーム代表のジョナサン・ウィートリーも「ニコが油圧系トラブルでスタートできなかったのは非常に残念だ。これはしっかりと原因を究明し、解決しなければならない課題だ」と語り、問題の克服を誓った。

一方で、週末全体の内容についてヒュルケンベルグは、「全体としてはポジティブだったと思う」と語り、一定の手応えを得たと説明した。

「今週末は競争力があったしね。ここはバクーに似たタイプのサーキットで、バクーも低ダウンフォースで効率性が求められるから、そういう意味では前向きだよ」


2025年F1第16戦イタリアGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がキャリア通算66勝目をポール・トゥ・ウインで飾った。2位はランド・ノリス、3位はオスカー・ピアストリと、マクラーレンがダブル表彰台に上がった。

バクー市街地コースを舞台とする次戦アゼルバイジャンGPは、9月19日のフリー走行1で幕を開け、9月21日に決勝レースが行われる。

F1イタリアGP特集