7種類のF1ピレリタイヤcopyright Pirelli

F1レギュレーション「タイヤ & ホイール編」

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F1レギュレーションの中から、タイヤ及びホイールに関連する主だったルールを厳選しその要点を以下にまとめる。

タイヤ供給に関するレギュレーション

ブリジストンに代わって2011年からF1にタイヤを供給しているピレリは、ウルトラソフト、スーパーソフト、ソフト、ミディアム、ハードの5種類に加えて、2018年よりスーパーハードとハイパーソフトを加えた計7種類のドライタイヤを供給。だが、多すぎて「分かりづらい」との指摘に基づき、2019シーズンより白色:ハード、黄色:ミディアム、赤色:ソフトの3種類に整理する。

  • タイヤ供給業者はピレリの1メーカーのみ、全チームに同じゴムを提供
  • 供給タイヤ数は、ドライ13セット、インターミディエイト4セット、ウェット3セット
  • 欧州でのレースの場合には開始9週前、欧州外の場合は15週前までに、ピレリは当該レースで使用可能な3種類のタイヤをチームに通知
  • タイヤ選択の権利は、チーム毎ではなくマシン毎に割り当てられる
  • 各マシンのタイヤ選択はレース開催2週間前まで公表禁止
  • 使用状況監視のため、全てのタイヤにバーコードを付与

タイヤの使用・返却に関するレギュレーション

  • 雨によるセーフティカー主導スタートの場合、SCがピットに戻るまでウェットタイヤ義務
  • チームは各レース毎に3種類のドライタイヤを選択すること
  • チームはFP1開始から40分後に1セットのタイヤを返却する義務を追う
  • チームはFP1終了時に1セットのタイヤを返却する義務を負う
  • チームはFP2終了時に1セットのタイヤを返却する義務を負う
  • チームはFP3終了時に1セットのタイヤを返却する義務を負う
  • レース中に雨用タイヤを使用しない場合、少なくとも2種類のドライタイヤを使用する事
  • Q3進出ドライバーはQ2で最速タイムを出したタイヤでレースを開始

製造・技術面に関するレギュレーション

  • マシンは、同じ金属材料で作られたカバーがされていない4つのホイールを備える事
  • フロントホイール幅は370〜385mm、リアホイール幅は455〜470mm
  • タイヤは空気か窒素でのみ膨張させること
  • チームはタイヤを改造してはならない
  • タイヤブランケットの使用はOKだが、タイヤ表面にのみに作用させる事
  • ホイールは単一の留め具でマシンに取り付ける事
  • ホイール取り外し工具であるタイヤガンの動力は、圧縮空気または窒素のみ

手短に分かりやすく2020年のF1レギュレーションを知りたい方は「主要変更点のまとめ」を、より詳しくルールの全体像を知りたい方は「完全網羅版」を合わせて参照されたい。