モニターを見つめるアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2020年F1バルセロナテスト2日目
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F1バルセロナテスト2日目が始動、初日よりも更に寒く…アルファタウリ・ホンダがトップ発進

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F1バルセロナテスト2日目のセッションが開始された。20日(木)のカタロニア・サーキットも晴天に恵まれているが、セッションは気温5℃、路面温度10℃と初日よりも更に寒いコンディションでグリーンフラッグを迎えた。

テスト2日目総合結果

これほど路面温度が低いとタイヤをワーキングレンジに入れる事が難しいため、各チームはこぞってエアロレイクを取付け空力テストを実施している。これはコンピューター上のモデルと実車との相関性を確認するために行われる。

カタロニア・サーキットのホームストレート、2020年F1バルセロナテストにて
© Williams

アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、ガレージからコース上に出るや否やターン9でスピンを喫した。冷えた状態のタイヤでは全くグリップがない。結果、最初の30分でタイムを残したのは僅か2台だけであった。

フェラーリは今朝、予定通り午後のセッションをセバスチャン・ベッテルが担当するとアナウンスした。マラネロは近年、プレシーズンテストで”飛ばす”傾向にあったが、昨日のシャルル・ルクレールは11番手と、タイムシートの下部に沈んだ。だがルクレールによるとそれは意図した結果だった。

初日のSF1000は、ライバルチームよりも多くの燃料を積んで周回を重ねていた。今日は本気の一端を垣間見ることが出来るのだろうか?

最初の1時間が経過したところでトップタイムを刻んだのはピエール・ガスリー。1分18秒563をマークして暫定的にタイムシート最上部を取った。2番手はメルセデスのルイス・ハミルトン、3番手にはルノーのダニエル・リカルドが続く。

マクラーレンのランド・ノリス、ウィリアムズのジョージ・ラッセル、レーシングポイントのセルジオ・ペレス、そしてレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンはまだタイムを計測していない。どうやらアルボンはシート周りに問題を抱えており、調整が必要な状態のようだ。

20周超える周回を重ねているのはガスリー、ハミルトン、ハースのロマン・グロージャンの3名のみだ。午前のセッションは現地13時、日本時間時間21時まで行われる。結果が確定次第、お知らせする。

今日の担当ドライバーは以下の通り。

Team Driver
メルセデス ルイス・ハミルトン(午前)
バルテリ・ボッタス(午後)
フェラーリ シャルル・ルクレール
レッドブル アレックス・アルボン
アルファタウリ ピエール・ガスリー
マクラーレン ランド・ノリス
レーシングポイント セルジオ・ペレス
ウィリアムズ ジョージ・ラッセル
ルノー ダニエル・リカルド(午前)
エステバン・オコン(午後)
ハース ロマン・グロージャン
アルファロメオ キミ・ライコネン