
魅せたピアストリ、0.012秒差の逆転ポール!ブルズQ3も角田はQ2敗退 / F1オランダGP 2025《予選》結果と詳報
2025年FIA-F1世界選手権第15戦オランダGP予選が8月29日、ザントフォールト・サーキットで行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が週末の劣勢を覆す逆転のポールポジションを獲得した。角田裕毅(レッドブル)は12番手に終わった。
全プラクティスを制するなど、予選まではランド・ノリス(マクラーレン)が圧倒的な速さを見せていた。だが、ピアストリはQ1で今週末初めてタイムシートのトップに浮上。さらにQ3の1回目のアタックでコースレコードとなる1分8秒662を叩き出し、ノリスをわずか0.012秒差で抑えて暫定ポールを奪った。
最終アタックでは両者ともに風に翻弄されタイムを伸ばせず、ピアストリが今季5回目のポールポジションを手にした。
フェルスタッペンは母国で3番手
母国レースを迎え、車体とコース特性との不相性を理由に「トップ5圏外」を予想していたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ピアストリから0.263秒差の3番手を記録。予想を上回る結果に満足感を示した。
さらに4番手にはアイザック・ハジャーが入り、2列目は意外な顔ぶれが並ぶ結果となった。チームメイトのリアム・ローソンも8番手につけ、レーシング・ブルズは3戦連続のダブルQ3進出を達成した。
フェラーリ勢はジョージ・ラッセル(メルセデス)に敗北した。シャルル・ルクレールは6番手、ルイス・ハミルトンは7番手にとどまった。カルロス・サインツ(ウィリアムズ)は同郷の大先輩、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)を抑えて9番グリッドを持ち帰った。
角田、僅差に泣き12番手
角田はQ1で真っ先にコースイン。まだ路面が整っていない状態ながら上位につけたものの、トラック・エボリューションが進むにつれて徐々に順位を落とし、ノックアウト・ゾーンに下がった。
ただ、2セット目の新品ソフトで最終アタックを敢行し、自己ベストを更新。12番手でQ1を突破してQ2に進出した。4番手で通過したフェルスタッペンとの差は今週末最小となる0.258秒。さらに8番手のピエール・ガスリーまではわずか0.060秒差という僅差だった。
Q2では1回目のラップで暫定8番手につけたが、3番手フェルスタッペンとの差はジャスト0.5秒に拡大。7番手から11番手まではわずか0.056秒差という大接戦の中、第2セクターで遅れを取り最終アタックで自己ベストを更新できず、ローソンとアロンソに蹴落とされ、12番手に終わった。
10番手で突破したサインツとの差は0.150秒。僅差でQ3進出を逃す結果となった。アンドレア・キミ・アントネッリも11番手でQ2敗退に終わり、レッドブルとメルセデスはそれぞれQ3に1台を送り込むにとどまった。
ガブリエル・ボルトレート(ザウバー)は5戦連続でチームメイトを上回り13番手、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は14番手、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)は15番手でセッションを終えた。
ストロール、再びクラッシュで予選最下位
ランス・ストロール(アストンマーチン)はフリー走行に続き、予選でもクラッシュを喫した。Q1残り13分、ターン13への進入で芝にホイールを落とすミスを犯し、スピン。高速のままバリアに激しく衝突した。
それでも自力でピットに戻れたのは驚きだったが、クルマの損傷は大きく、これでセッションは終了。好調な週末を活かせず、絶好のチャンスを台無しにしてしまい、ノータイム最下位で予選を終える結果となった。
Q1敗退組の顔ぶれ
フランコ・コラピント(アルピーヌ)は0.067秒、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は0.158秒、そしてエステバン・オコン(ハース)は0.160秒及ばず、熾烈なQ1争いで敗退を喫した。オリバー・ベアマンも19番手に終わり、ハースは唯一、ダブル敗退に終わった。
決勝レースは日本時間8月31日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周4307mのザントフォールト・サーキットを72周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2025年F1第15戦 オランダGP 予選リザルト
Pos | No | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 | Laps |
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1 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:09.338 | 1:08.964 | 1:08.662 | 18 |
2 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:09.469 | 1:08.874 | 1:08.674 | 18 |
3 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:09.696 | 1:09.122 | 1:08.925 | 18 |
4 | 6 | ハジャー | レーシングブルズ | 1:09.966 | 1:09.439 | 1:09.208 | 18 |
5 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:09.676 | 1:09.313 | 1:09.255 | 18 |
6 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:09.906 | 1:09.304 | 1:09.340 | 22 |
7 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:09.900 | 1:09.261 | 1:09.390 | 21 |
8 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:09.779 | 1:09.383 | 1:09.500 | 18 |
9 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:09.980 | 1:09.472 | 1:09.505 | 18 |
10 | 14 | アロンソ | アストンマーチン | 1:09.950 | 1:09.366 | 1:09.630 | 17 |
11 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:09.845 | 1:09.493 | 12 | |
12 | 22 | 角田裕毅 | レッドブル | 1:09.954 | 1:09.622 | 15 | |
13 | 5 | ボルトレート | ザウバー | 1:10.037 | 1:09.622 | 12 | |
14 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:09.894 | 1:09.637 | 15 | |
15 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:09.792 | 1:09.652 | 12 | |
16 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:10.104 | 9 | ||
17 | 27 | ヒュルケンベルグ | ザウバー | 1:10.195 | 9 | ||
18 | 31 | オコン | ハース | 1:10.197 | 9 | ||
19 | 87 | ベアマン | ハース | 1:10.262 | 9 | ||
RT | 18 | ストロール | アストンマーチン | 2 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 20℃ |
路面温度 | 34℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1オランダGP |
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セッション種別 | 予選 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | ザントフォールト・サーキット |
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設立 | 1948年 |
全長 | 4307m |
コーナー数 | 14 |
周回方向 | 時計回り |