F1オランダGP:ラッセルとアロンソ召喚、競技規則違反と認定し処分を発表―ピット入口で危険なニアミス

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2025年F1第15戦オランダGPのスチュワードは8月30日のフリー走行3(FP3)を経て、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)の接触未遂について審議を行い、ラッセルに警告処分、メルセデスに7,500ユーロ(約129万円)の罰金を科す決定を下した。

問題のシーンは予選前の最終プラクティス残り9分に発生した。

ラッセルはスローペースでピットインを予定していたが、ライン取りでその意図を明確に示さなかった。そこへ後方からプッシュラップに入っていたアロンソが迫り、ピットエントリー側から追い抜こうとしたところ、ラッセルに幅寄せされる形となった。

結果的に、アロンソは予定外のピットイン、ラッセルはピットに入れずコースに留まるという“入れ替わり”が発生。接触は回避され、マシンに被害はなかったものの、危険な状況が大きな注目を集めた。

スチュワードの判断と根拠

ペドロ・ラミーを含む4名のスチュワードはセッション後に両ドライバーを召喚し、映像、タイミングデータ、チーム無線、オンボード映像を精査。その結果、ラッセルがアロンソを妨害したと認定し、F1競技規則第37条5項に違反すると結論づけた。

スチュワードは「ラッセルがアロンソの接近について警告を受けていなかったことは明らかであり、チームの不手際がこの危険な状況を生んだ」と指摘。メルセデス側も適切な警告を怠ったと認めた。

さらに、最終コーナーがブラインドとなっているため「ラッセルにアロンソの接近を知る術はなく、ミラーを確認しても事態を防げなかっただろう」とも付け加えた。

ラッセルにも一定の過失を認定

一方でスチュワードは、ピットエントリーが最終コーナーのイン側に位置していることに触れ、「ラッセルは右側(イン側)に寄って走行することで、後続に十分なスペースを残すべきだった」とし、ドライバー側にも一定の過失があったと認定。これを理由にラッセル本人に警告処分を科した。


2025年F1オランダGPの初日FP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)がわずか0.087秒差で続いた。

FP3は日本時間8月30日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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