エアロレイクを装着したマクラーレン・ホンダF1のマシンcopyright McLarenF1

エアロレイク

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エアロレイクとは、マシンの空力特性の測定のために用いられる金網状のデバイスのこと。フロントタイヤの前方やマシン後方などに取り付け、空気の速度・流量・角度・圧力・温度等を測定する。「テストやフリー走行でF1マシンについている網は一体なに?」と疑問に思われる方も多いと思うが、日本語の情報がほとんどないため、何という名前か分からずに検索すら出来ない謎の装置、として広く知られているものと思われる。

レイク=Rakeとは”熊手”、”探す”を意味し、たしかにその形状は熊手に似ていなくもないし、”空気を探る”という意味でも腑に落ちる。ただし由来は不明。”レーキ”と表記するのが良いのかもしれないが、実際の発音に近い”レイク”を採用し「エアロレイク」と呼ぶことにしたい。

エアロレイクの装着場所

一般的にはタイヤの前後、サイドポンツーンの後ろ、リアウィング・リアディフューザーの後方などに装着して使用する。エアロレイクは、風洞実験や計算流体力学(CFD)データとの相関を探るために、実車の空力特性を測定するために生まれた。エアロレイクのように、実車の空力特性を確認するための道具としては他にフロービジュアルペイント、通称フロービズ、ピトー管などがある。

3つのエアロレイクを装着して走行を重ねたトロロッソ・ホンダSTR13
© Hungaroring Media

構造的には、エアロレイクはピトー管の集合体であるため、決して目新しいテクノロジーではない。収集されたデータは、ガレージ内でリアルタイムで確認できるため、その場でセットアップを変更して問題に対処する事もできる。