F1イタリアGPの予選Q3最終アタックで発生した大渋滞

動画:F1イタリアGP《予選》ハイライト / 高速モンツァで繰り広げられた”壮絶な低速バトル”

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フォーミュラ1公式Youtubeアカウントが、7日土曜に行われた2019年第14戦イタリアGP公式予選の模様を収めた4分53秒のハイライト動画を公開した。高速のモンツァ・サーキットでのトップ10グリッド争いでは、歴史に残る壮絶な低速バトルが繰り広げられた。

F1イタリアGP 予選ダイジェスト

Q1では、レーシングポイントのセルジオ・ペレスにエンジントラブルが襲いかかり赤旗中断。オトマー・サフナウアー代表は「どのスペックに交換するかはメルセデスと相談して決める」と語っており、グリッド降格での最後尾スタートの可能性もある。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンにもトラブルが発生。縁石に乗り上げた事で瞬間的にエンジン回転数が上昇。これをソフトウェアが異変とみなし、エンジンを守ろうとしてパワーを低下させた。

Q3ではキミ・ライコネンがパラボリカでクラッシュ。「僕のミス」と素直に自らの過失を認めた。この事故の影響でギアボックス交換が必要となったため、ライコネンには5グリッド降格が科せられた。

リスタートを迎え、残された9台は最終アタックへと向かったものの、誰もが他車のスリップストリームを得て走りたいと望んだために「お先にどうぞ、ぞうぞ」の超低速大渋滞。予選とは思えぬ光景が広がった。まさにパレードラン。ある意味、激しい駆け引きのバトルであった。

結果、カルロス・サインツを除く8台が時間内にスタートを切れず、最終アタックを戦わずしてトップ10グリッドが決定する事態となった。

F1イタリアGPの予選Q3最終アタックで発生した大渋滞

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