ライコネン、Q3のクラッシュでギアボックス交換「ミスした奴は代償を支払うべき」5グリッド降格が決定
キミ・ライコネンは、アルファロメオの母国レースで今季予選最高位を目指していたものの、Q3の最初のアタックの際に最終パラボリカでクラッシュ。車体後方からタイヤバリアに激突し、ノータイム10番手に終わった。
直前に行われたFIA-F3選手権のレース中にもパラボリカでクラッシュが発生しており、ランオフエリアのソーセージ縁石が撤去される事態が発生していた。だたライコネンは、自身のクラッシュと一件とは無関係だとして、単純に自分のミスであったと認めた。
「トラックとは何の関係もないと思う」とキミ・ライコネン。「僕がミスをしたのは間違いのない事実だし、僕はその代償を払った。モノゴトはそうあるべきだ」
「クルマの挙動が凄く良かっただけに残念だ。マシンのダメージが大きいから、明日どのポジションからスタートする事になるかまだ分からないけど、(後方に下がったとしても)天候が助けになるかもしれない」
「不安定なコンディションになれば、結果を残せると思うし、当然のことだけど、レースでは全力を尽くすよ」
その後チームは、損傷したライコンの車両の状態確認を終え、ギアボックスが故障しているとして、決勝に向けて交換を実施する事を明らかにした。規約で定められた6戦連続使用の条件を満たさなかったため、ライコネンは5グリッド降格の15番手スタートとなる見通しだ。
このクラッシュによってセッションは赤旗中断となり、その後の最終アタックは混沌とした結末に至った。誰もが隊列を先導する事を嫌がったために、カルロス・サインツを除く全てのドライバーが時間内にスタートラインに辿り着けず、バトルなしにトップ10グリッドが決定する事となった。だが、ライコネンがライバルに同情する事はなかった。
「まったく興味ないね。僕は無関係だから」