トロロッソ・ホンダ、ダブルQ2敗退も「決して悪い結果ではない」F1カナダGP《予選》
8日土曜に行われたF1第7戦カナダGP予選セッションを終えて、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトとアレックス・アルボンが一日を振り返り、決勝に向けての豊富と見通しを語った。クビアトは11番手、アルボンは14番手に終わり、共に予選Q2敗退を喫した。
セッションを振り返ったテクニカル・ディレクターのジョディ・エジントンは、僅差でトップ10を掴み損ねた事に肩を落とす一方で、「2台とも自由にタイヤを選択する事が出来るから、決勝ではバリエーションに富んだ戦略を用意する事が出来る。ここでのレースは様々な事が起こり得るし、接戦のミッドフィールドバトルを楽しみにしている」と前向きな言葉を口にした。
予選10番手のケビン・マグヌッセンが、クラッシュによるマシン修復のためにピットレーンからスタートする事が予想されるため、クビアトは11番手、アルボンは13番手からレースに挑む見通しだ。
トロロッソ:F1カナダGP予選を終えて
ダニール・クビアト予選: 12位, FP3: 10位
自分の走りには満足しているし、そんなに悪いリザルトでもないよ。堅実な一日だった。クルマは昨日よりも改善していたから、トップ10圏内からスタートできれば良かったんだけど、確実にQ3に進出するためにはコンマ数秒足らない状況だったんだ。
あと少しのペースを見つけ出そうとトライしたけど、何かが欠けているように感じられたから、Q3に進むのはかなり厳しかったように思う。とは言え、明日のレースはすごく長いし、今日のこの結果は決して悪いものじゃない。
何があっても対応できるように戦略をオープンにして、上の順位でフィニッシュできるよう全力を尽くすつもりだ。
アレックス・アルボン予選: 14位, FP3: 14位
Q3に進むには、今日はあまりにも厳しかったように思う。金曜日のペースからは、このような結果が得られるなんて思いもよらなかった。一晩をかけてマシンを改善させ、ライバルと戦えるだけの状況に持ち込めたってことだ。
残念だったのは、Q2の2回目のアタックの前に重量検査に引っかかってしまった事だ。急いでタイヤを取り付けてコースインしなきゃならず、思うような形でラップをスタートさせる事が出来なかった。それに、トラフィックもあってクリーンなラップを得られなかったから、少し悔しい気持ちもある。
それでも、ここのコースは本当にクールだし、明日はまた別の一日だから、気持ちを切り替えるよ。
ポールポジションはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手メルセデスのルイス・ハミルトンを0.206秒で退けた。3番手にはベッテルのチームメイト、シャルル・ルクレールが続いた。
2018年F1第7戦カナダグランプリ決勝レースは、日本時間6月9日(日)27時10分から行われ、1周4,361mのジル・ビルヌーブ・サーキットを70周する事で勝敗を決する。