改修されたカタロニア・サーキットのターン10、2021年5月6日F1スペインGPにて
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

フェルスタッペン、改善の余地残す僅差2番手発進…角田裕毅は最終セクターに課題 / F1スペインGP《FP1》結果とダイジェスト

  • Published: Updated:

シーズン4戦目となる2021年F1世界選手権スペインGPが5月7日にカタロニア・サーキットで開幕を迎え、日本時間18時30分から1時間に渡って金曜1回目のフリー走行が行われた。

一発目のセッションを制したのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。ソフトタイヤで1分18秒504のトップタイムを記録した。2番手には1000分の33秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続き、3番手は同0.123秒差のルイス・ハミルトン(メルセデス)という結果となった。

ガレージ前に停車するマックス・フェルスタッペンのレッドブル・ホンダ33号車、2021年5月7日F1スペインGPのFP1にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

ガレージ前に停車するマックス・フェルスタッペンのレッドブル・ホンダ33号車、2021年5月7日F1スペインGPのFP1にて

レッドブル移籍後100回目のレースを迎えるフェルスタッペンは、ソフトタイヤに履き替えた直後の1回目のアタックでトラフィックに引っかかり計測を断念。タイヤの美味しいところが使えない状況ながらも僅差の2番手と、FP2以降に向けて有望な兆しを見せた。

なおセクター1はハミルトン、セクタ3ーはフェルスタッペンが最速を刻んでおり、レッドブル・ホンダの方がダウンフォースレベルを高めに設定しているようだ。

金曜午前の現地バルセロナは晴天に恵まれ、オープニングセッションは気温21℃、路面温度32℃のドライコンディションでスタート。公式タイヤサプライヤーのピレリは最も硬いレンジのC1からC3までの3種類のコンパウンドを持ち込んだ。

ホンダエンジン勢は、セットアップが自分の好みでないと不満を訴えていたアルファタウリのピエール・ガスリーが7番手タイムを刻み、スペインでの優勝争いを誓うセルジオ・ペレスが9番手をマークした。

イモラとアルガルベでタフなレースを強いられた角田裕毅は、僚友から0.607秒遅れの11番手でヘルメットを脱いだ。チームからは、ターン10までは良いものの最終セクターでタイムを失っているため、コーナーへのエントリー速度を上げろとの指示が飛んでいた。

F1スペインGPの舞台カタロニア・サーキットの2021年版コースレイアウト図

グリーンフラッグ直後、ニキータ・マゼピン(ハース)がターン8でハーフスピンを喫してコースオフ。グラベルに飛び出る場面があった。

マゼピンはその後、今週末用に新たに作ったシートが合わないとして旧型のシートに取り替えたがタイムは伸びず、20番手最下位でクルマを降りた。18番手に付けたチームメイト、ミック・シューマッハとのギャップは1.21秒と、今回も非常に大きな差が付いた。

苦戦続きのアストンマーチンは徐々に息を吹き返しつつあるようだ。1週間遅れでアップグレードを手にしたセバスチャン・ベッテルは、ペレスにコンマ1秒差を付けて8番手タイムを記録。ランス・ストロールは10番手に付けた。

なおベッテルはターン7の縁石でフロントウイングにダメージを負う場面があったが、フェルスタッペンも全く同じ様にウイングに損傷を負っていた。

マクラーレン勢は新型フロントウイングとフロアを投入。好調ランド・ノリスは4番手タイムを残したが、未だMCL35Mに慣れないダニエル・リカルドは14番手と後方に沈んだ。

チームメイト同士でギャップが開くチームが多く見られる中、フェラーリ勢は2台共がトップ10に名を刻んだ。シャルル・ルクレールはカルロス・サインツに1000分の24秒先行する5番手タイムを記録した。

アルファロメオはキミ・ライコネンに代わって開発ドライバーのロバート・クビサがC41のステアリングを握ったが、セッション残り15分というところで、ターン10でリアを失いグラベルの餌食となり、車両回収のために赤旗が振られた。クビサは19番手、アントニオ・ジョビナッツィは13番手でクルマを降りた。

ウィリアムズはジョージ・ラッセルに代わりロイ・ニッサニーがドライブ。16番手に付けた僚友ニコラス・ラティフィから0.43秒落ちの17番手に並んだ。

前戦ポルトガルでダブルポイント獲得と、印象的なパフォーマンスを残したアルピーヌ勢はやや苦戦か。エステバン・オコンは12番手、母国レースのフェルナンド・アロンソは更に遅れ、15番手という結果だった。

2021年F1第4戦スペイングランプリ2回目のフリー走行は、日本時間5月7日(金)22時から1時間の日程で開催される。

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:18.504 25
2 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:18.537 +0.033 19
3 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:18.627 +0.123 22
4 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:18.944 +0.440 24
5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:18.996 +0.492 25
6 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:19.020 +0.516 22
7 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:19.062 +0.558 26
8 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 1:19.234 +0.730 24
9 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダ 1:19.349 +0.845 17
10 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:19.429 +0.925 25
11 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1:19.669 +1.165 22
12 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:19.681 +1.177 25
13 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 1:19.694 +1.190 23
14 3 ダニエル・リカルド マクラーレン・メルセデス 1:19.732 +1.228 24
15 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ・ルノー 1:19.950 +1.446 25
16 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:20.270 +1.766 25
17 45 ロイ・ニッサニー ウィリアムズ・メルセデス 1:20.700 +2.196 23
18 47 ミック・シューマッハ ハース・フェラーリ 1:20.766 +2.262 23
19 88 ロバート・クビサ アルファロメオ・フェラーリ 1:21.887 +3.383 13
20 9 ニキータ・マゼピン ハース・フェラーリ 1:21.976 +3.472 22

コンディション

天気
晴れ
気温
21℃
路面温度
32℃

セッション概要

グランプリ名
F1スペインGP
セッション種別
フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称
カタロニア・サーキット
設立
1991年
全長
4675m
コーナー数
16
周回方向
時計回り

F1スペインGP特集