2020年F1スペインGP決勝レースのスタート直後のホームストレートの様子
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

F1スペインGP 観戦ガイド:雨もある? TV放送・天気・各種データ…フジNEXTとDAZN配信日程

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今シーズンの行方を占う上で重要な一戦となる2021年シーズンの第4戦、スペインGP(FORMULA 1 ARAMCO GRAN PREMIO DE ESPAÑA 2021)が本日5月7日から5月9日の3日間に渡って州都バルセロナから北部に25kmのムンマローにあるカタロニア・サーキットで開催される。

現地スペインと日本との時差は7時間と、前戦ポルトガルよりも1時間小さい。各セッションの開始時刻は現地11時30分~15時(日本時間18時30分~22時)であるため、日本のファンにとってはリアルタイムで視聴しやすい時間帯だ。

今年も地上波やBSでのF1テレビ放送は行われず、視聴に際しては有料のフジテレビNEXTかフジテレビNEXTsmart(ネクスマ)、またはDAZNを利用する必要があるが、いずれも無料期間を設けているため上手く利用したい。

3つのF1視聴方法を比較

カタロニア・サーキットのホームストレートを走行するフェラーリSF1000、F1バルセロナテスト4日目copyright Pirelli & C. S.p.A.

カタロニア・サーキットのホームストレートを走行するフェラーリSF1000、F1バルセロナテスト4日目

開催スケジュールと放送日程

スペインGPは3回のフリー走行と予選、そして決勝の全5セッションで構成される。フジテレビ及びDAZNともに、全てのセッションをノーカット生中継する。

FP1はバルテリ・ボッタスが、FP2はルイス・ハミルトンがトップタイムを記録。懸念されたリアを上手く制御したメルセデスが好発進を切り、予選ではハミルトンがマックス・フェルスタッペンを抑えてポールポジションを獲得した。

フジテレビNextでは津川哲夫、松田次生、川井一仁の各氏が解説を務める。実況は野崎昌一、大村晟の両アナウンサー。放送開始時刻は、フリー走行と予選がセッション開始10分前、決勝は40分前となる。

スポーツチャンネルDAZNでは小倉茂徳、田中健一、中野信治、サッシャ、笹川裕昭の各氏が実況・解説を行う。なおサポートレースのFIA-F3選手権もライブ配信される。

下記はすべて日本時間。

セッション
開始時間
CS放送
フジテレビ
ネット配信
DAZN
FP1
4月30日(金)
18:30-20:30 18:20- 18:30-
FP2
4月30日(金)
22:00-23:00 21:50- 22:00-
FP3
5月1日(土)
19:00-20:00 18:50- 19:00-
予選
5月1日(土)
22:00- 21:50- 22:00-
決勝
5月2日(日)
22:00- 21:20- 21:20-

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コース及びレース概要

F1スペインGPの舞台カタロニア・サーキットの2021年版コースレイアウト図

1991年に初登場し、以降毎シーズンに渡ってF1世界選手権を開催し続けているカタロニア・サーキットは今年、ターン10の改修により4,675mへと全長が20m延長された。スタート・フィニッシュラインのオフセットは126km。

高速・中速・低速コーナーに加え、長いストレートと高低差(30m)があるのが特徴で、マシンの総合力が試される場として知られており、物議を醸すトラックリミットはターン1・2・13・14・15の計5箇所に設置された。DRSゾーンは例年通りの2箇所となる。

3戦を終えて僅か8点差と拮抗するマックス・フェルスタッペン対ルイス・ハミルトンの注目のタイトル争いは、トリッキーなコンディションとスムーズな路面に助けられてきたメルセデスW12の弱点が露呈するか否かで結末が変わってくるかもしれない。

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週末の現地天気

前戦ポルトガルと比べるとやや暖かくなる見通しだが、気温・路面共に、8月に行われた昨年のグランプリよりも大幅に低くなりそうだ。去年は気温29.8℃、路面48.5℃、湿度55%のドライコンディションでレース開始を迎えた。

初日と2日目は晴天に恵まれ安定的なコンディションとなりそうだが、日曜の決勝はウェットレースとなる可能性もある。当日は決勝スタートを迎える現地15時に向かって徐々に降水確率が上がっていき、最大20%が予想されている。

日付 天気 最高気温 最低気温 降水確率
5月7日(金) 晴れ 24℃ 13℃ 0%
5月8日(土) 晴れ 22℃ 14℃ 0%
5月9日(日) 曇り時々晴れ 21℃ 15℃ 20%

タイヤ選択

公式タイヤサプライヤーのピレリはC1~C3までの最も硬いレンジのコンパウンドを持ち込む。この組み合わせは前戦ポルトガルと同じで今季2度目。カタロニアでは左フロントのマネジメントが欠かせない。

昨年のトップ10フィニッシャーは、セルジオ・ペレスとセバスチャン・ベッテルの2名を除き全て2ストッパー以上の戦略を取った。ハードタイヤを用いたのはアレックス・アルボンのみで、ミディアムタイヤがレースの主役を務めた。

今シーズンのフリー走行時間は各60分へと短縮されたが、昨季同様にソフト8セット、ミディアム3セット、ハード2セットが各マシンに供給される。

参考:GP別コンパウンド配分

  • ハード(白): C1
  • ミディアム(黄): C2
  • ソフト(赤): C3

昨年のレース結果

昨年のスペインGPでは、メルセデスAMGペトロナスF1チームのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウイン。通算88勝目を飾り、ミハエル・シューマッハが所持していたF1史上最多表彰台記録を更新。156回とした。

2位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ハミルトンには歯が立たなかったものの、スタートに失敗した2番グリッドのバルテリ・ボッタス(メルセデス)を交わし、その後は危うい場面もなくポジションをキープした。

2020年 F1スペインGP決勝結果

勝者 ルイス・ハミルトン
Mercedes
表彰台 1位:ルイス・ハミルトン
Mercedes
2位:マックス・フェルスタッペン
Red Bull
3位:バルテリ・ボッタス
Mercedes
ファステストラップ バルテリ・ボッタス
Mercedes
1分18秒183
ポールポジション ルイス・ハミルトン
Mercedes
1分15秒584
優勝戦略 中古ソフト(23周)
新品ミディアム(27周)
新品ミディアム(16周)

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