ルノーR.S.19のフロントエンド
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ルノーに大打撃!F1日本GP 失格処分…FIA国際自連、ブレーキシステムの違法を認定

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F1を統括するFIA国際自動車連盟は、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される第18戦メキシコGP開幕を直前に控えた10月23日(水)、日本GPにおけるルノーF1チームの2台を失格処分とする事を発表した。

鈴鹿サーキットで行われた53周に渡る激闘が終わるやいなや、レーシングポイントF1チームは、ルノーのブレーキシステムの合法性に嫌疑の目を向け、FIAに対して異議申し立てを申請。これを受けてFIAのテクニカル部門は、ルノーが使用していた電子制御ユニット(ECU)とステアリングホイールを押収し、調査を進めていた。

水曜日にスイス・ジュネーブで行われた公聴会の結果、FIAは、ルノーR.S.19に搭載されていた”ブレーキバイアス調整システム”は、レーシングポイントが主張するようなテクニカルレギュレーション違反ではないとしたものの、競技規約第27条1項で禁止されている”ドライバー補助装置”に該当するとして、2台を日本グランプリのリザルトから除外する事を決めた。

スチュワードは声明の中で「問題となったブレーキバランス調整システムは、本来であれば走行中のドライバーが行うべきバランス調整作業を肩代わりするものであり、ドライバーを補助するよう機能していた」と述べ、当該システムが「ドライバーのスキル及び反射神経の代わりになり得る」として、レギュレーション違反との裁定を下した。

ダニエル・リカルドは6位、ニコ・ヒュルケンベルグは10位でフィニッシュしていたものの、裁定の結果、ルノーの鈴鹿でのダブル入賞は幻と消えた。ルノー2台が除外された事で、シャルル・ルクレールが6位、ピエール・ガスリーが7位、セルジオ・ペレスが8位に繰り上がり、入賞圏外のランス・ストロールとダニール・クビアトがぞれぞれ9位と10位に昇格した。

失ったポイントは9点。ルノーはコンストラクターズ4位につけるマクラーレンとの差を詰めるどころか、後続のトロロッソ・ホンダに僅か6点差まで接近を許す極めて厳しい立場に追い込まれる事となった。ルノーはメキシコシティ現地24日木曜午前10時までに、控訴するか否かを決断する事になる。

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