速いのはどのチームだ? F1バルセロナテストが遂に開幕!レッドブル・ホンダ 順調に周回
待ちに待った2020年シーズンのFIA-F1世界選手権が遂に始動した。6年連続で開幕前テスト開催地を務めるカタロニア・サーキットで2月19日(水)、今季初となるプレシーズンテストが開幕を迎えた。
セッション開始前のピットレーンでは、ハースF1とアルファロメオが各々新車を初公開。同じように、今季型の実車が公表されていなかったルノー「R.S.20」の姿も明らかとなった。打倒マクラーレンに燃えるエンストンのチームのマシンは、詳細隠蔽のためかブラック一色に統一されている。
© Renault Sport、ガレージアウトする黒塗りのルノーR.S.20
気温7度、路面温度13度の非常に寒いコンディションの中、昨年のテストで序盤2日半を欠席したウィリアムズのジョージ・ラッセルが、グリーンフラッグと共に先陣を切ってコースイン。これにマクラーレンMCL35のカルロス・サインツが続き、高らかと響き渡るエンジン音がF1オンシーズンの到来を告げた。
© Williams、巨大なエアロレイクが取付けられたウィリアムズFW43
開始1時間が過ぎた現時点では、サインツが1分8秒211を刻んでトップタイムを記録。これにレッドブル・ホンダRB16を駆るマックス・フェルスタッペンとフェラーリのシャルル・ルクレールが続いている。
フェラーリは当初、セバスチャン・ベッテルが初日を担当するとしていたが、体調不良を訴えたため代役としてルクレールがSF1000に乗り込んだ。幸いにも症状は深刻なものではないようで、ベッテルはセッション開始前にグリッド上で他のドライバーと挨拶を交わし、その後トラックを後にした。
1時間経過時点で順調に周回を重ねて20ラップ超えを達成しているのはマクラーレン、レッドブル・ホンダ、メルセデスの3チーム。メルセデスは午前をバルテリ・ボッタスが担当し、午後にルイス・ハミルトンへと引き継ぐ。新車「W11」には巨大なエアロレイクやGoProが取付けられており、王者は淡々とプロフラムをこなしている。
テストセッションは現地13時に一端切り上げられ、一時間の昼休み休憩を取る。午前の暫定結果が出次第お知らせする。
© Getty Images / Red Bull Content Pool、カタロニア・サーキットを走行するレッドブル・ホンダRB16