上海のパドックを歩くトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトとアレックス・アルボン、F1中国GPcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

トロロッソ・ホンダ、PU交換のアクシデント発生もクルマの仕上がりに手応え / F1中国GP《初日》

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4月12日(金)に行われたF1第3戦中国GPの金曜プラクティスに臨んだトロロッソ・ホンダは、アレックス・アルボンが12番手、ダニール・クビアトが13番手で初日を終えた。

この日のトロロッソのガレージ内は慌ただしかった。FP1の最終盤にクビアトのパワーユニットに異常が検知されため、ホンダはエンジン交換を決断。FP2に向けてメカニック達が汗を流した。

その甲斐もあり、FP2が半分終わったところで無事にコースイン。計画されていたプログラムを終える事は出来なかったが、ダメージを最小限にとどめた。交換したパワーユニットは開発拠点のHRD-Sakuraに送られ、詳細な分析が行われる。

クビアトは午前のFP1で、硬めのミディアムタイヤを履きながらも8番手タイムを記録。シニアチームのピエール・ガスリーと遜色のないラップを走っていただけに、FP2で満足のいくショートランを行えなかった事が悔やまれる。

上海初走行のアレックス・アルボンの方は、FP1をコース習熟のために使い14番手。午後はクビアトを0.06秒抑えて12番手につけた。

トロロッソ・ホンダ:F1中国GP初日を終えて

ダニール・クビアトFP1: 8位, FP2: 13位

FP1では事前のプランをすべて消化できたし、自分たちの競争力にも満足する事ができ、本当に生産的だった。FP2では予防的措置としてパワーユニットを交換したため、走行時間を大幅にロスしてしまった。

そのため、PU交換を終えてコースに出た時、周りの連中は既に燃料を多く積んで走行していたから、ほとんどの時間をトラフィックの中で過ごすことになってしまった。でもそれを差し引いても、自分たちのポジションには満足してる。明日も更に改善できるよう頑張るよ。

アレックス・アルボンFP1: 14位, FP2: 12位

今日は僕らにとって本当に良い一日になったと思う。ここはテクニカルなサーキットだし、レーシングラインも複数あるから、FP1ではコース全体を学ぶ事に時間を費やしたんだ。かなり早い段階で感覚を掴めたと思う。走行を重ねる毎にコースへの理解も深まったし、クルマにも自信が持てるようになってきた。

FP2ではFP1で学んだことを実践してみたけど、試してみたい事がまだ残ってるから、明日のFP3で取り組んでみるつもりだ。ロングランペースはかなり競争力がありそうだし、一発に関してもまだタイム向上の余地があると思うけど、今日の内容には満足してる。

ジョナサン・エドルズチーフレースエンジニア

本当に慌ただしい1日だった。バーレーンテストで学んだ事を実践するために、2セットのプライムタイヤを使って作業に取り組んだ。何度か同じコンパウンドでの走行を続けてセットアップを煮詰めつつ、メカニカルセットアップと空力に関する作業にも取り組んだ。幾つか面白いデータを集める事が出来た。

セッション開始時の路面はかなり滑りやすかったが、その後は急激に改善していった。このサーキットでは毎年、タイヤのグレイニングが問題となる傾向にある。特に左フロントタイヤだね。そのためFP1の終盤に、タイヤの保ちを確認するためにロングランに取り組んだ。路面温度は低かったが、タイヤは予想より高いパフォーマンスを示していた。

ダニーがFP1の最後のラップを走っていた時、ホンダがパワーユニットの異常を感知したんだ。そのため、チェッカーまで後僅かというタイミングで走行を中止して、予防措置としてパワーユニットを交換することにした。メカニックたちが本当に素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、FP2を半分消化したところで再びコースに出る事が出来たが、その影響でダニーの方のプログラムをやり終える事が出来なかった。

ダニーがコースに復帰した時は、周りがみんなレースシミュレーションに取り組んでいる最中だった。そのため、軽い燃料で走ろうとするとトラフィックが問題になってしまうが、チームが空いているスペースを上手く見つけ出してくれたため、ダニーは何度かクリーンラップを走る事が出来た。

FP2での2ラップ目だったにも関わらず、ダニーは午前よりも改善を示し、競争的なタイムを記録してくれた。その点については満足だよ。アレックスの方のFP2は、ダニーと比べればいつもの金曜日に近い感じに進める事が出来た。まずはオプションタイヤでショートランを2回行って、その後はロングランに取り組んだ。

FP1の結果を受けて、FP2では何箇所かセットアップを変更したんだが、どうやら上手くいってくれたようで満足してる。ミッドフィールドは今回も熾烈だからね。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。2番手フェラーリのセバスチャン・ベッテルを0.027秒という僅差で退けた。3番手にはコンマ2秒遅れでレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。

F1中国グランプリ3回目のフリー走行は、日本時間4月13日(土)12時から13時まで、公式予選は同15時から1時間に渡って上海インターナショナル・サーキットで開催される。

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