笑顔を見せるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2019年F1中国GP初日
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フェルスタッペン、リアの問題解決に手応え「トップに肉薄、クルマとペースに満足」F1中国GP《初日》

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F1第3戦中国GP初日プラクティスを終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、前戦バーレーンGPで抱えた問題はほぼ解消されたとの認識を示し、上海インターナショナル・サーキットでのRB15のマシンバランスとペースに満足している事を明かした。

バーレーンではRB15のバランスが悪化する事態に見舞われ、ピエール・ガスリー共々、リアのグリップ不足に苦しみ、まともにプッシュできない状況に陥った。その結果、フェラーリやメルセデスに肉薄するどころか、ハースやマクラーレンといった中団チームに接近を許していた。

問題の原因自体は既に特定できているようだが、フライアウェイの地では打てる対策も限定的。根本的な解決には、本拠地ヨーロッパラウンドのスペインGPまで待つ必要があると考えられていたが、上海での初日セッションを終えたフェルスタッペンは「かなり満足」と語り、状況が大幅に改善したとの考えを示した。

フェルスタッペンは午前のFP1でトップから0.423秒落ちの4番手を記録。午後のFP2では更にギアを上げて、最速を刻んだメルセデスのバルテリ・ボッタスに対して0.221秒遅れの3番手タイムをマーク。予選と決勝に向けて、弾みとなるリザルトで初日を締め括った。

問題解決に自信「トップに肉薄、クルマとペースに満足」

マックス・フェルスタッペンFP1: 4位, FP2: 3位

今日はかなり良い一日だった。クルマのバランスは良かったし特に問題もなかったから、僕としてはかなり満足してる。バーレーンでは問題が出てしまっていただけに、ここに来るまでは解決出来ているのかどうか疑問符がついていたけど、今日の結果が示している通り、前の連中にかなり接近できてるし、問題解決についてはかなり自信を持ってる。

ロングランは問題なかったけど、レースディスタンスを走る上ではタイヤマネジメントが重要になるだろうね。まあこれは僕らだけじゃなく誰にとってもそうだと思うけど。ソフトタイヤはすぐに磨耗してしまうから、終始ケアする必要があって、走っていてあまり楽しくなかった。

全体として、これまでのペースには満足してる。今夜はセットアップを微調整するだけで良さそうだ。まぁそうは言っても、ここでポールポジションを獲得するのは厳しいだろうね。僕らの正確なポジションを予想するには時期尚早だと思うけど、これまで以上に(フェラーリやメルセデスに)接近できているから、レースでひと暴れ出来たら嬉しいね。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。2番手フェラーリのセバスチャン・ベッテルを0.027秒という僅差で退けた。3番手にはコンマ2秒遅れでレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。

F1中国グランプリ3回目のフリー走行は、日本時間4月13日(土)12時から13時まで、公式予選は同15時から1時間に渡って上海インターナショナル・サーキットで開催される。

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