上海インターナショナル・サーキットを走行するトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト、F1中国GP
copyright Red Bull Content Pool

中国GP FP2:ホンダF1、急遽ダニール・クビアトのエンジン交換を実施

  • Published:

ホンダF1は、第3戦中国GPの金曜二回目のフリー走行セッション中に、スクーデリア・トロロッソのダニール・クビアトのパワーユニット交換を実施。メカニック達の懸命の作業の甲斐もあって、セッション開始45分が経過したところでコースに出た。

システムチェックのために1周を走り終えたクビアトはそのままガレージへ。無線で「問題はない」と報告した。予選と決勝への準備という点で走行時間が失われた事は痛手だが、ダメージを最小限に抑える形となった。

ホンダによると、午前に行われた1回目のプラクティス中にクビアトのエンジンに異常が計測されたとの事。FP2開始までに調査を終える見通しが立たなかったため、予防措置としてパワーユニットを交換したのだという。クビアトはFP1でシニアチームのピエール・ガスリーに次ぐ8番手タイムを記録。好調な滑り出しをみせていた。

現時点ではホンダ側からもFIA国際自動車連盟側からも詳細な発表がないため、どのコンポーネントを交換したのかは不明。とは言え、今回が今季初交換であるため、上海での週末にペナルティーが課せられる事はない。今シーズンは内燃エンジン=ICE、ターボチャージャー、MGU-K、MGU-Hが年間3基、CE及びESが年間2基まで罰則なしに使用する事が出来る。

ホンダ以外では今週末、フェラーリとハースの4台がCEを交換。マクラーレンとルノーは全台が新スペックのMGU-Kを投入しており、シーズン3戦目にしてエンジン交換祭りが勃発している。なお、レーシングポイントとウィリアムズを含むメルセデスPU勢は無傷。高い信頼性を誇っている。

F1中国GP特集