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降雨濃厚…F1ベルギーGP観戦ガイド:テレビ放送と天気…フジNEXTとDAZN配信スケジュール

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今週末はスパ・ウェザー必至のグランプリとなりそうだ。シーズン中盤へと向かう高速3連戦の初戦、2020 F1第7戦ベルギーGP(Formula 1 Rolex Belgian Grand Prix 2020)が8月28日(金)から8月30日(日)までの3日間の日程で開催される。

昨年のグランプリはドライコンディションに恵まれ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がキャリア初のポール・トゥ・ウインを飾り、2位にルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位にバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となったが、今年は波乱のウェットレースとなる可能性がある。

現地と日本の時差は前戦スペイン同様の7時間。予選と決勝を含む全セッションが日本時間の夕刻から夜の時間帯にかけて開催されるため、大多数のファンにとっては比較的リアルタイムで視聴しやすい事だろう。

2020年シーズンも地上波やBSでのテレビ中継は行われず、視聴に際しては有料放送か有料ネット配信サービスを利用する必要があるが、いずれも無料期間を設けているため上手く利用したい。

F1を見るための3つの方法

コース及びレース概要

スパ・フランコルシャンのオー・ルージュ

戦いの舞台となるのは、かの有名な”オー・ルージュ”擁するスパ・フランコルシャンだ。カレンダー最長となる1周7,004mのコースは、平均240km/hを誇るF1随一の超高速サーキットとして知られる。ベルギーGPは今年65回目の開催を迎える。

スパはオーバーテイクが容易と見なされているが、2007年の再改修以来、フロントロー以外からのウィナーは2009年に6番グリッドからスタートしたキミ・ライコネンと、2014年に5番グリッドから優勝したダニエル・リカルドの2名しかいない。

スパ・フランコルシャンの2018年版コースレイアウト図

DRSゾーンは全部で2箇所。1番目のゾーンはターン2の240m手前に検知ポイントが設置され、ターン4の230m先で使用可能となる。また、2番目のゾーンの検出ポイントはターン18の160m手前に置かれ、最終ターン19の30m先の地点で使用可能となる。

トラック変更

ターン1の出口右側のウォールが延長され、ターン​​2に新たな縁石が追加された。昨年、アントワーヌ・ユベールが事故死したターン4出口には、4列のタイヤバリアが拡張されている。更に、コース周辺の人工芝はすべて撤去された。

スパ・フランコルシャン

週末の現地天気

執筆時点での天気予報では、3日間とも雨が降る可能性がある。また、予想される最高気温は15℃~19℃、最低気温は5℃~9℃と、非常に暑くなった前戦までとはコンディションが大きく異る。

初日の日中は天候が保つ可能性もあるが、夜には雷雨の予報が出ており、予選が行われる土曜の午後は、高い確率での降雨が予想されている。決勝が予定されている日曜は一日を通して、にわか雨の可能性がある。伝統の”スパウェザー”襲来の可能性は高い。

日付 天気 最高気温 最低気温 降水確率
8月28日(金) 曇り 19℃ 9℃ 60%
8月29日(土) 16℃ 5℃ 80%
8月30日(日) 15℃ 6℃ 80%

開催スケジュールと放送日程

ベルギー・グランプリは3回のフリー走行と予選、そして決勝の全5セッションで構成される。FP1は日本時間8月28日(金)18時に開始され、決勝は8月30日(日)22時10分にフォーメーションラップを迎える。フジテレビ及びDAZNともに、フリー走行、予選、決勝の全セッションがノーカット生中継される。

フジテレビNextでは川井一仁、片山右京、津川哲夫、米家峰起の各氏が解説を務める。実況は小穴浩司アナウンサー。放送開始時刻は、フリー走行と予選がセッション開始10分前、決勝は40分前となる。

スポーツチャンネルDAZNでは、笹川裕昭、小倉茂徳、田中健一、中野信治、中島秀之の各氏が実況・解説を行う。国際映像以外にもライブタイミングやオンボードカメラ映像を一つの画面で楽しめる「F1ゾーン」が決勝で配信されるほか、サポートレースのFIA-F2選手権も配信される。下記はすべて日本時間。

セッション
開始時間
CS放送
フジテレビ
ネット配信
DAZN
FP1
8月28日(金)
18:00-19:30 17:50- 18:00-
FP2
8月28日(金)
22:00-23:30 21:50- 22:00-
FP3
8月29日(土)
19:00-20:00 18:50- 19:00-
予選
8月29日(土)
22:00- 21:50- 22:00-
決勝
8月30日(日)
22:10- 21:30- 22:10-

F1を見るための3つの方法

タイヤ選択

投入されるのは中間レンジのC2からC4コンパウンドで、昨年のベルギーGPよりも1段階柔らかい。今季のコンパウンドは昨年型と全くの同一仕様ながらも、昨シーズンまでとは異なりアロケーションは全ドライバー共通の固定制で、ソフト8セット、ミディアム3セット、ハード2セットに固定される。

  • ハード: C2
  • ミディアム: C3
  • ソフト: C4

開幕8戦タイヤ配分

2019年ベルギーGPのデータ

  • 優勝:シャルル・ルクレール(Ferrari)
  • ウイニング戦略:1ストップ
  • リタイヤ:2台
  • ポール:シャルル・ルクレール 1:42.519
  • オーバーテイク:50回

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