アストンマーチン「家に帰れと強制しなきゃならない」スタッフ士気爆上がり、3戦連続表彰台に意欲のアロンソ
アストンマーチンのマイク・クラック代表によると、開幕2戦連続での表彰台獲得を経てチーム全体の士気は「信じられない」ほど高まっており、仕事に没頭しすぎて自宅に帰ろうとしないメンバーがいるほどだという。
ダン・ファローズが初監修した2023年型「AMR23」は特にレースペースで高い競争力を発揮。新加入の2度のF1王者フェルナンド・アロンソは、バーレーンとサウジアラビアでの開幕2戦でレッドブルに次ぐ3位フィニッシュを果たした。
これによりアストンは昨年までの2年連続の7位とは打って変わり、コンストラクターズ選手権で首位レッドブルから49ポイント差の2位に浮上。アロンソはランキング首位のマックス・フェルスタッペンに14ポイント差の3位につけている。
F1公式サイトによると、この飛躍的な上昇についてクラックは「ただただ信じられない」として「チームには膨大な勢いとエネルギーが渦巻いているし、誰もが完全に全開で仕事に取り組んでいる。今や時には、家族に会うために家に帰れと強制しなきゃならないほどだ」と語った。
イケイケガンガンのアロンソにとって、アルバート・パーク・サーキットでの次戦オーストラリアGPは昨年の雪辱を目指す場となる。
アロンソは予選の最中に油圧系統のトラブルに見舞われ、最終セクターのターン11でバリアに衝突。アルピーヌA522は車体左側が大きく損傷し、自身も両手に骨折を負った。完治には数ヶ月を要した。
週末に向けてアロンソは「良い気分でオーストラリアに向かう。今週末はこの結果をさらに積み上げていきたい」と述べ、3戦連続の表彰台獲得に意欲を示した。
「僕らのクルマはこれまで、2つの異なるサーキットで非常に良いパフォーマンスを発揮してきた。だが浮足立ってはいない。良い結果を出し続けるためには、あらゆる領域で成果を追求していく必要があるからね」
「オーストラリアでのレースはいつだって楽しい。例年と比べてコースがどう変わったのか興味深いところだ。昨年よりも更に速くなりそうだし、オーバーテイクが増えることを期待してる」
「そうは言っても、これまでと同じように予選が重要な役割を果たす可能性が高い。だから、できるだけ多くのポイントを獲得するためには、土曜日を力強い結果で終える必要がある」