ランス・ストロールのF1サウジDNFの原因について説明するアストンマーチン
チームメイトのフェルナンド・アロンソが3月19日(日)のF1第2戦サウジアラビアGPで2戦連続の表彰台に上がった一方、ランス・ストロールはテクニカル・トラブルに見舞われ僅か18周でリタイヤを余儀なくされた。
エステバン・オコン(アルピーヌ)のピットストップにより9番手に浮上した直後、ストロールに「ランス、クルマを停めろ」との指示が無線で飛んだ。これにより、この日唯一のセーフティカーが導入された。
TOP 10 (LAP 20/50)
Our runners, behind the @astonmartin Safety Car…
Perez
Alonso
Russell
Verstappen
Sainz
Hamilton
Leclerc
Tsunoda
Ocon
Gasly#SaudiArabianGP #F1 pic.twitter.com/JvOjyyBGbA— Formula 1 (@F1) March 19, 2023
ストロールのリタイヤについてチーム代表を務めるマイク・クラックは「エネルギー回生のトラブル」だと述べ、詳細については現在調査中だと明かした。アストンマーチンAMR23に搭載されているパワーユニット(PU)はメルセデス製だ。
開幕バーレーンGPでは、同じメルセデスPUを搭載するマクラーレンのランド・ノリスがニューマチックバルブのエア抜けに見舞われた。
クルマを止めた経緯についてストロールは「良いポジションで楽しくプッシュしてたんだけど、パワーが落ちていくのを感じて、その後、クルマを止めるよう指示があったんだ」と説明した。
「これほど期待に満ちた週末をリタイヤで終えるなんて残念だよ。最高のスタートが切れたし、ターン13のアウト側からカルロス(サインツ)を抜くのは本当に楽しかった」
「僕らにとって望んだ結果にはならなかったけど、クルマにかなりの競争力がある事が分かったし、次のオーストラリアで戦いを挑んでいきたい」
3月19日(日)にジェッダ市街地コースで行われた2023年F1第2戦サウジアラビアGP決勝では、セルジオ・ペレスがポール・トゥ・ウインを飾り、2位にマックス・フェルスタッペンが続いた事でレッドブルが2戦連続の1-2を飾った。
アルバート・パーク・サーキットを舞台とする次戦オーストラリアGPは3月31日のフリー走行1で幕を開ける。