2017年のホンダ製F1パワーユニット「RA617H」の全貌
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2019年 F1第5戦スペインGP:パワーユニット投入状況 / フェラーリとルノーが新型エンジンを投入

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FIA国際自動車連盟の正式発表を元に、2019シーズン第5戦F1スペインGPにおける各ドライバー毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。

カタロニア・サーキットでの週末には、前戦アゼルバイジャンGPで第二世代の内燃エンジンを投入したホンダに続き、フェラーリとルノーが”スペック2″に相当するパワーユニットを投入する。

マラネロは当初、第7戦カナダGPでシーズン初のPUアップデートを予定していたが開発を前倒し。内燃エンジンのアップデートは、シェルの改良版潤滑油の投入と連動する形で行われる。物流の観点から、ハースとアルファロメオは次戦モナコGP以降に切り替える。

ルノーはアキレス腱となっている信頼性と性能の両面を改善させたICEを投入。FP1ではダニエル・リカルドのみがエンジン交換を実施し、新型ICEに加えてターボチャージャーとMGU-Hの封を切った。ニコ・ヒュルケンベルグとマクラーレンの2台は、土曜のFP3で新スペックに換装された。

なおマクラーレンの2台は、週末に先立ってCE=コントロール・エレクトロニクスを2基目に載せ替えた。バルセロナでのPU交換に伴って、グリッド降格ペナルティが科せられる者は出ない。ヒュルケンベルグとサインツにとっては5戦目にして早くも規約上限の3基に到達するため、今シーズン中のいずれかの週末での降格は避けられない。

1.6リッターV6ハイブリッド・ターボ導入6年目の今年は、ICE(内燃機関)、TC(ターボチャージャー)MGU-Hが年間3基、ES(バッテリー)、CE(コントロールエレクトロニクス)MGU-Kが年間2基までに制限され、これを越える交換を実施した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。

F1スペインGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
Mercedes ルイス・ハミルトン 1 1 1 1 1 1
Mercedes バルテリ・ボッタス 1 1 1 1 1 1
Ferrari セバスチャン・ベッテル 2 1 1 1 1 2
Ferrari シャルル・ルクレール 2 1 1 1 1 2
RBR Honda マックス・フェルスタッペン 2 2 2 2 1 1
RBR Honda ピエール・ガスリー 2 2 2 2 1 1
Renault ダニエル・リカルド 2 2 2 2 1 1
Renault ニコ・ヒュルケンベルグ 3 3 3 2 1 1
Haas Ferrari ロマン・グロージャン 1 1 1 1 1 2
Haas Ferrari ケビン・マグヌッセン 1 1 1 1 1 2
McLaren Renault カルロス・サインツ 3 3 3 2 1 2
McLaren Renault ランド・ノリス 2 2 2 2 1 2
Racing Point Mercedes セルジオ・ペレス 1 1 1 1 1 1
Racing Point Mercedes ランス・ストロール 1 1 1 1 1 1
Alfa Romeo Ferrari キミ・ライコネン 1 1 1 1 1 2
Alfa Romeo Ferrari アントニオ・ジョビナッツィ 1 1 1 1 1 3
Toro Rosso Honda ダニール・クビアト 3 2 2 2 1 1
Toro Rosso Honda アレックス・アルボン 3 2 2 2 2 2
Williams Mercedes ジョージ・ラッセル 1 1 1 1 2 2
Williams Mercedes ロバート・クビサ 1 1 1 1 1 1

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