マクラーレン、F1中国GP予選でダブルQ2敗退「予期していた通りMCL34の弱点が露呈した」
過去2戦は一発の速さでトップ10入りのパフォーマンスを示していたマクラーレンだが、第3戦中国GPでは2人共がQ2敗退。それも、限りなくQ1に近い位置でのノックアウトとなった。カルロス・サインツは14番グリッド、ランド・ノリスは15番グリッドから日曜のレースをスタートする。
前戦バーレーンGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンを脅かすほどのペースを示していただけに、好ましくない意味で印象的だ。一体マクラーレンに何が起こったのだろうか?
「良いラップだったんだ。でもポジションを見て驚いてしまった」とサインツ。「クルマの感触に問題があったわけじゃない。普通だった。確かに昨日のFP2での6番手タイムには少し勇気づけられたけど、上海に来る前から、このトラックで僕らのクルマの弱点が露呈する事は完全に分かっていた」
スポーティング・ディレクターのジル・ド・フェランは「正直なところ、我々にQ3に進めるだけのペースがあったとは言えない」と述べ、サインツ同様にMCL34の弱点が露呈したとの認識を示した。上海インターナショナル・サーキットは、フロント側のグリップが弱いマシンに鬼の形相を見せる傾向がある。
「このコースは、過去2レースのサーキットに比べて僕らのマシンに向けてないんだ」と語るのはノリスだ。14番手、15番手という結果は「現実的」なものだと続ける。「カルロスは僕よりは速かったけど、ライバルの前に出れるほどじゃなかった。彼はクルマから全てのパフォーマンスを絞り出したと思うし、凄い仕事をやってのけたと思う」
「今のクルマでは、先週末のような見栄えの良い結果は出せないし、パフォーマンスも良いとは言えない。この前はかなり良い仕事が出来たと思うけど、、今回ばかりは現実的なリザルトだと思う」