ウィリアムズ、去年とは異なり今季開発は順調? 2020年F1マシン「FW43」が無事始動
ウィリアムズ・レーシングは2月17日の新車発表会に向けて、2020年型F1マシン「FW43」に搭載されたメルセデスAMG製のパワーユニットに初めて火を入れた。
チームが6日(木)に公開した動画には、英国グローブのファクトリーでファイアアップが行われる様子が収められており、創設者でありチームプリンシパルのフランク・ウィリアムズも姿も見受けられた。豪快なサウンドが無事に轟くと、サー・フランクは笑顔を見せた。
Who else is fired up for the 2020 season? 🔥 pic.twitter.com/9eW4ylMU5J
— Williams Racing (@WilliamsRacing) February 6, 2020
ウィリアムズは20世紀のF1史を飾る名門中の名門チームだが、昨年は開発スケジュールの遅れからバルセロナでのプレシーズンの大部分を欠席し、シーズンを通して延々と最下位争いを強いられる最悪の一年を過ごした。結果として、チームはロバート・クビサがもぎ取った1ポイントのみに終わり、コンストラクター10位と惨敗した。
それだけに、テスト開幕を2週間後に控えたこのタイミングでの初始動は、エンジニアたちの安堵を誘ったことだろう。今季新加入のニコラス・ラティフィが多くのスポンサーを持ち込む中、チームはダン・ティクタムやジャック・エイトケンなど、有能な若手ドライバーの囲い込みに力を入れており、挽回に向けて徐々に足場を固めつつある。