ジャック・エイトケン、ルノーからウィリアムズに移籍…F1リザーブドライバーに就任
ROKITウィリアムズ・レーシングは4日、2020年FIAフォーミュラ1世界選手権の公式リザーブドライバーとしてジェック・エイトケンを起用した事を発表した。ニコラス・ラティフィあるいはジョージ・ラッセルに不測の事態が発生した場合、代わってレースに参戦する可能性がある。
イギリスと韓国にルーツを持つジェック・エイトケンは、昨年までの2年間に渡ってルノーF1チームのリザーブドライバーを務めていたが、先日契約を解消したと発表。別のF1チームへの移籍の可能性が囁かれていた。
契約の一環としてジャック・エイトケンは、2020年シーズンの全てのグランプリに帯同し、いずれかの週末で1度、金曜プラクティスに出走する他、本拠地グローブでエンジニアと協力しながらシミュレーター作業に取り組む。
ジャック・エイトケンはウィリアムズ入りについて「非常に誇らしい。ウィリアムズはF1における伝説的なチームであり、長い歴史を持っている。シミュレーターやテストでの作業を通じて、マシン開発に貢献する事を楽しみにしている」と語った。
昨年、FIA-F2選手権での2シーズン目を過ごしたジャック・エイトケンは、カンポス・レーシング・チームと共に優勝3回を含む7つの表彰台を獲得。ランキング5位につける活躍を示した。F2以前にはフォーミュラ・ルノーでダブルチャンピオンに輝き、2017年のGP3ではランキング2位を獲得している。
クレア・ウィリアムズ副代表は「ジャックがこれまでに成し遂げてきた事からも明らかなように、彼は前途に輝かしいキャリアを持つ若きドライバーです。その能力はFIAフォーミュラ2とGP3での実績が指し示している通りです。我々は、彼がこのスポーツでトップに立つ資格を持つ人財だと信じています」と語り、高い期待感を示した。