
シルバーストン最多勝者が魅せた。ハミルトンが母国で最速発進 / F1イギリスGP 2026《FP1》結果と詳報
2026年F1第9戦イギリスGPのフリー走行1回目(FP1)が7月3日(金)に行われ、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が1分29秒260のトップタイムを記録した。2番手には0.213秒差でアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手にはさらに0.386秒差でシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。
ジョージ・ラッセル(メルセデス)が0.678秒差の4番手に続いたことで、スプリント予選を前にした週末唯一のプラクティスは、フェラーリとメルセデスがトップ4を占める結果に終わった。
セッションは冒頭の40分間にわたり、多くのドライバーがハードタイヤで周回を重ねる展開となった。この時間帯もハミルトンが最速につけ、シルバーストンで9勝を挙げてきた最多勝ドライバーが母国で存在感を示した。
各車がパフォーマンスランに移ると、ハミルトンはいったんランキング首位のアントネッリを追う立場に回った。だが最終的には、最終セクターでライバルを一歩上回る速さを見せ、トップに立った。
ピアストリ回転、ローソン怒りの無線
大きな混乱はなく、FP1で目立った場面は2つにとどまった。まずは残り23分のタイミングで、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がベケッツの2つ目(ターン13)でスピン。この場所でコントロールを失うのは珍しい。
もうひとつは、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)とニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)が、ヴィレッジ(ターン3)で見せた小競り合いだった。ピットレーンからコースに出てきたヒュルケンベルグに対し、ローソンは「今のは何なんだよ? あり得ない!」と無線で苛立ちをぶつけた。
ピアストリは5番手につけたが、首位ハミルトンからは0.887秒遅れた。そこからさらに0.1秒近く遅れて、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が6番手に入った。
7番手にランド・ノリス(マクラーレン)、8番手にはアイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)が続いた。トップ8のベストタイムはすべてソフトタイヤで記録された。
ヒュルケンベルグが中団勢を牽引
上位4チームに次ぐ「ベスト・オブ・ザ・レスト」の座は、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)が手にした。
ハミルトンから1.483秒遅れの9番手で、ミディアムタイヤを履くドライバーの中では最速だった。このあとに続くスプリント予選では、Q1とQ2でミディアムタイヤの使用が義務付けられている。
ヒュルケンベルグに続いたのはローソンで、フランコ・コラピント(アルピーヌ)を抑えてトップ10を締めくくった。
アストンホンダ、ミディアムで最後方に
アストンマーティン・ホンダ勢は、2台そろってタイムシートの最後尾付近に沈んだ。フェルナンド・アロンソが20番手、ランス・ストロールが22番手に終わった。
アロンソはハミルトンから3.697秒差、ストロールは3.870秒差と、トップとの開きは非常に大きいが、両者ともにミディアムタイヤでの計測だった。加えて、前戦オーストリアGPのFP1におけるトップとの差と比べれば、相対的な差は意外にも小さかった。
両者の間には、ハードタイヤでタイムを計測したピエール・ガスリー(アルピーヌ)が21番手で割って入った。
スプリント予選は日本時間7月3日(金)24時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第9戦 イギリスGP フリー走行1(FP1)リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:29.260 | 0.000 | 32 |
| 2 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:29.473 | 0.213 | 29 |
| 3 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:29.859 | 0.599 | 31 |
| 4 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:29.938 | 0.678 | 31 |
| 5 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:30.147 | 0.887 | 25 |
| 6 | 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:30.240 | 0.980 | 27 |
| 7 | 1 | ノリス | マクラーレン | 1:30.288 | 1.028 | 27 |
| 8 | 6 | ハジャー | レッドブル | 1:30.338 | 1.078 | 28 |
| 9 | 27 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:30.743 | 1.483 | 29 |
| 10 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:30.850 | 1.590 | 28 |
| 11 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:30.966 | 1.706 | 28 |
| 12 | 5 | ボルトレート | アウディ | 1:31.035 | 1.775 | 28 |
| 13 | 41 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:31.339 | 2.079 | 32 |
| 14 | 87 | ベアマン | ハース | 1:31.373 | 2.113 | 27 |
| 15 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:31.684 | 2.424 | 33 |
| 16 | 31 | オコン | ハース | 1:31.684 | 2.424 | 27 |
| 17 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:31.697 | 2.437 | 30 |
| 18 | 77 | ボッタス | キャデラック | 1:32.150 | 2.890 | 22 |
| 19 | 11 | ペレス | キャデラック | 1:32.241 | 2.981 | 23 |
| 20 | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:32.957 | 3.697 | 25 |
| 21 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:33.019 | 3.759 | 25 |
| 22 | 18 | ストロール | アストンマーティン | 1:33.130 | 3.870 | 26 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 22℃ |
| 路面温度 | 42℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1イギリスGP |
|---|---|
| セッション種別 | フリー走行1 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | シルバーストン・サーキット |
|---|---|
| 設立 | 1947年 |
| 全長 | 5891m |
| コーナー数 | 18 |
| 周回方向 | 時計回り |