雨のセパン・インターナショナル・サーキットで水しぶきを上げながら走行するフェルナンド・アロンソのアストンマーティン・ホンダAMR26、2026年10月4日(日) F1バーレーンGP決勝
Courtesy Of Honda Motor Co., Ltd

前戦の惨敗からアロンソ8位、ホンダが得た「前向きな成果」 折原GMが明かすセパン入賞の背景

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アストンマーティン・ホンダにとって今季3度目となる入賞を後押しした要因の一つには、想定より低い気温があった。ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアは、「パワーユニット(PU)の実力を完全に反映しているわけではない」としつつも、「ホンダにとって前向きな結果」になったと評価した。

10月4日(日)にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた2026年F1第16戦バーレーンGP決勝では、フェルナンド・アロンソが8位、ランス・ストロールが12位でフィニッシュし、アストンマーティン・ホンダはモナコGP、オランダGPに続く今季3度目のポイント獲得を果たした。

1週間前の第15戦アゼルバイジャンGPでは予選最後列を独占し、決勝をダブルリタイヤで終えていただけに、今回の入賞は大きな前進となった。

ホンダは初日終了後、栃木県さくら市のHRC-Sakuraと連携し、セッティングの最適化を進めた。最終プラクティスでも、特に改良されたターボチャージャーに関して、エネルギーマネジメントとドライバビリティの改善に取り組んだ。

週末を通じた対応について、折原TGMは次のように説明した。

「今週末のマレーシアGPは、エンジンの燃焼やドライバビリティの面で厳しい条件でしたが、HRCのエンジニア陣はチームと連携し、PUセッティングの最適化に取り組んできました。決勝レースでは想定より気温が低かったことも幸いし、その状況を活かしながら適切な対応を取ることができました」

開始前には雷を伴う豪雨が到来し、レースはウエットコンディションで始まった。スリックでスタートしたアロンソは序盤に大きく後退したものの、セーフティーカー(SC)の導入によって差が縮まると一転、反撃に出た。

41周目のターン1、2でアーヴィッド・リンブラッド(レーシング・ブルズ)を抜き、ポイント圏内に浮上すると、終盤にはジョージ・ラッセル(メルセデス)のリタイヤとランド・ノリス(マクラーレン)のコースオフで順位を上げ、最後はノリスの追撃を0.621秒差で抑え切った。

折原TGMは、今回の入賞をそのままPU性能の評価に結び付けることには慎重だったが、予選後のコメントと同様に、少なからずPU側の努力が実を結んだという自負をにじませた。

「今日の結果は私たちにとって価値のあるものとなりました。このリザルトがパワーユニットの実力を完全に反映しているわけではありませんが、チーム全員が力を合わせて最大限の結果を引き出した結果、4ポイントを獲得することができました」

「イタリアGPからの3レースでは厳しい局面もありましたが、その中で積み重ねたハードワークを考えれば、今回の結果はホンダにとって前向きな成果です。残りのシーズンに向けても、さらなる改善を目指して全力で取り組んでいきます」


雷雨とマシンに相次いだ技術的トラブルにより、2度の開始遅延を余儀なくされた2026年F1第16戦バーレーンGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインで今季初勝利を挙げた。

マリーナベイ市街地コースを舞台とする次戦シンガポールGPは、10月9日のフリー走行1回目(FP1)で幕を開ける。

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