
アロンソ「僕はF1を引退する」から一転、2027年も続投。ストロールも残留でアストンマーティン・ホンダF1布陣確定
フェルナンド・アロンソが、2027年もアストンマーティン・ホンダでF1を戦うことを決めた。引退発表を思わせる動画でこれまでのキャリアを振り返りながら、今も速さと情熱を失っていないと語り、現役続行を表明した。
同じく2026年9月29日(火)、チームもアロンソおよびランス・ストロールの「長期契約の延長」を発表。2027年シーズンも現行のドライバーラインナップを継続すると明らかにした。
引退を思わせる動画で明かした続投
アロンソは動画を通して、23シーズンにわたるこれまでのF1での歩みを振り返った。
「F1には本当に多くのものをもらった。素晴らしいキャリアだったよ。世界中を旅して、23年間レースをして、400戦以上のグランプリに出場した。夢に描いていた以上のことを成し遂げたんだ」
「決断するまでに少し時間がかかった。でも今は、自分の中ではっきりしている。僕はF1を引退する」
ところがその後、一呼吸を置いて「でも、まだ先のことだ」と続けた。
「今も自分は速いと感じているし、意欲もある。F1とこのスポーツに対する大きな情熱もある。だから、最高峰のカテゴリーでレースを続けられて本当にうれしい。これが僕の人生なんだ」
2001年にデビューしたアロンソは、2027年に通算24シーズン目のF1フル参戦を迎え、同年7月には46歳になる。現在440戦に達している自身のF1最多決勝出走記録も、さらに伸ばすことになる。
苦戦と規則への不満を抱えての決断
今シーズンのアロンソは、厳しい戦いを強いられてきた。AMR26は競争力を欠き、扱いにも難しさを抱える。直近のアップグレードで改善したものの、中団下位争いが続いており、ホンダのパワーユニット(PU)の性能不足も足かせとなっている。
アロンソ自身は、不満の主な対象として2026年のレギュレーションと、それによって変化したレースのあり方を挙げてきた。2027年に向けては、すでに発表済みの内容を超える、より踏み込んだ規則修正も求めている。
チームのエグゼクティブ・チェアマンを務めるローレンス・ストロールは、両ドライバーの経験と知識を評価した。
「ランスとフェルナンドは、我々の歩みにおいて重要な役割を担ってきた。チームの次の章も、ともに進んでいくことを発表できて非常にうれしい。彼らほどの経験、献身、知識を持つドライバーがふたりいることは、組織全体にとって非常に大きな価値がある」
「我々は勝つためにここにいる。短期的には引き続きパフォーマンスの改善に集中するが、長期的な目標を達成するために必要な、世界最高水準の人材がそろっていると信じている」