左フロントタイヤがバーストした状態で走行を続けるマクラーレンのカルロス・サインツ、2020年F1イギリスGP決勝レースにてcopyright McLaren

マクラーレン︰ラスト1周での転落劇…言葉を失ったサインツと不運な同僚を気遣うノリス

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F1第4戦イギリスGP決勝レースに挑んだマクラーレンF1チームは、ランド・ノリスが5位入賞を果たした一方、カルロス・サインツは最終盤に左フロントタイヤのパンクに見舞われ4位から転落。不運にもポイント圏外の13位に終わってしまった。

スタートでノリスとランス・ストロール(レーシングポイント)を交わしたサインツは、その後一貫して5番手のポジションを守り抜いていたものの、チェッカーフラッグまで後1周というタイミングで、ルイス・ハミルトンやバルテリ・ボッタスらメルセデス勢と同じようにパンクに見舞われてしまった。

アンドレアス・ザイドル代表は「レースはこうした事が起こるものだとは言え、今はカルロスへの申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と語った。

マクラーレン:F1イギリスGP決勝を終えて

カルロス・サインツ決勝: 13位, グリッド: 7番手

正直なところ、言葉を失ってしまった。映像が全てを物語っていると思う。とても力強いレースだっただけに凄く悔しい結果になってしまった。スタートで幾つかポジションを上げて、その後はレース全体を通して安定したペースを維持し、タイヤと後続のマシンとのギャップを上手くマネジメントした。

すべてが順調だった。4位フィニッシュで12ポイントを獲得するのは間違いない状況だったのに、ファイナルラップでタイヤが壊れてしまいピットインを余儀なくされた。心底ガッカリしているし、フラストレーションが溜まるし、ツイてなかった。出来ることは何もなかった。

僕はこの4戦でかなりのポイントを失っているから、この悪い流れが変わる事を願っている。今年はカレンダーが短いから例年以上にポイント喪失のダメージが大きいれど、歩みを止めずに前に進み続けるしかない。

マシンのフィーリングの良さと、ピットストップの仕事ぶりに関してはポジティブだった。だからこそ、チームに対しても本当に申し訳なく思っている。来週のシルバーストーンでの第2レースでは、この良いペースを活かして結果につなげたい。

ランド・ノリス決勝: 5位, グリッド: 5番手

真っ当なレースだったよ。1周目にプッシュし過ぎてタイヤをロックアップさせてしまい、ポジションを失ってしまった事以外はかなり良かった。

周りのチームと比べて僕らのマシンが殊更速かったとは思わない。レースの大部分で必要以上にプッシュしなきゃならず、タイヤのデグラデーションに少し手こずっていたしね。でもそれを除けば順調だった。

カルロスのパンクは本当に不運だった。僕としては、今日の僕らにこれ以上の事が出来たとは思えない。


8月2日(日)にシルバーストーン・サーキットで行われた2020年F1第4戦イギリスグランプリ決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)がファイナルラップで左フロントタイヤをパンクさせながらも、5秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を振り切って優勝を飾った。3位表彰台にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が滑り込んだ。

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