2025年F1第9戦スペインGPの3回目のフリー走行（FP3）が、5月31日にカタロニア・サーキットで行われた。新たなフレキシブル・ウイング規制によってマクラーレンの勢いが抑えられるのでは、との見方もあったが、最終プラクティスでの圧倒的な1-2によって、その期待は完全に打ち砕かれた。

オスカー・ピアストリが記録した1分12秒387のベンチマークは、チームメイトのランド・ノリスに0.526秒という驚異的な差をつけるものだった。ただし、ノリスのラップはターン9でポーパシングの影響を受けていた。

シャルル・ルクレール（フェラーリ）とジョージ・ラッセル（メルセデス）は、それぞれピアストリから約0.7秒遅れの3番手と4番手に続いた。マックス・フェルスタッペン（レッドブル）はトップから1秒近く離された5番手にとどまった。

セッションを経るごとに後退している角田裕毅（レッドブル）は、依然として苦しい状況にあり、このFP3では14番手に沈んだ。トップのピアストリからは1.505秒遅れ、僚友フェルスタッペンとの差も0.988秒と、この週末で最大のギャップを記録。無線では「かなりスライドしている」と報告し、初日同様にグリップ不足を訴えていた。

アイザック・ハジャー（レーシング・ブルズ）は6番手と好走を見せ、アンドレア・キミ・アントネッリ（メルセデス）と地元の英雄フェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）がこれに続いた。

ルイス・ハミルトン（フェラーリ）はギアシフトに問題を抱え、9番手にとどまった。予選に向けてギアボックスの交換が行われる可能性もありそうだ。リアム・ローソン（レーシング・ブルズ）がトップ10を締めくくった。

全3ラウンド、計1時間が予定されるF1スペインGPの公式予選は、日本時間5月31日(土)23時からカタロニア・サーキットにて行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2025年F1第9戦スペインGPフリー走行3（FP3）リザルト

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