2025年F1第9戦スペインGPの金曜2回目フリー走行（FP2）が現地時間5月30日に行われ、選手権リーダーのオスカー・ピアストリ（マクラーレン）がトップタイムを記録した。角田裕毅（レッドブル）は13番手にとどまった。

ピアストリから0.286秒差の2番手にはジョージ・ラッセル（メルセデス）が続き、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）とランド・ノリス（マクラーレン）は1分30秒070の同タイムをマーク。ラッセルから0.024秒差の3番手と4番手に並んだ。

角田はグリップ不足を訴え、ニコ・ヒュルケンベルグ（ザウバー）に続く13番手にとどまった。FP1での9番手から後退する形となり、フェルスタッペンとの差も0.558秒から0.613秒へと拡大した。トップとの差は約0.9秒とFP1と大差ないことから、フェルスタッペンほど前進できなかった、というのが実情だろう。

路面温度が50℃近くまで上昇した暑さの中、セッションは大きな混乱なく進んだが、ハースの新人オリバー・ベアマンは開始12分、ターン3の立ち上がりでアウト側にラインを外してスピン。グラベルに飛び出す場面があった。

今週末からフロントウイングの剛性検査が強化され、多くのチームがウイングを改修。勢力図の変化に期待が寄せられているが、初日の結果としてはマクラーレンが両セッションを制した形となった。

アストンマーチンは両マシンに大量のフロービズを塗布し、新ウイングの検証作業に取り組んだ。フェルナンド・アロンソは7番手と上位につけたが、ランス・ストロールはシート交換により走行時間をロス。他車の約3分の2にあたる17周の走行とどまり、16番手でセッションを終えた。

ルイス・ハミルトン（フェラーリ）は「ドライブ不能」と無線で不満を訴え、11番手でセッションを終了。一方、チームメイトのシャルル・ルクレールは5番手と健闘した。

フランコ・コラピント（アルピーヌ）は、油圧系のトラブルで走行が制限され、FP1では20番手に終わったが、状況変わらずFP2でも最下位に終わった。トップから1.543秒差、8番手につけた僚友ピエール・ガスリーからも0.918秒遅れと、依然として厳しい状況が続いている。

3回目のフリー走行は、日本時間5月31日(土)19時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2025年F1第9戦スペインGPフリー走行2（FP2）リザルト

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