ヤス・マリーナ・サーキットで決勝スタートを迎えるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)とランド・ノリス(マクラーレン)を先頭としたF1マシンの一団、2025年12月7日(日) F1アブダビGP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

続く中東紛争、F1最終2戦はどうなる? ドメニカリが「保証」を条件にカタール、アブダビ開催方針を明言

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F1の最高経営責任者(CEO)ステファノ・ドメニカリは10月3日(土)、2026年F1第22戦カタールGPと最終戦アブダビGPを予定通り開催する方針を示した。中東紛争が続く中、現在得ている情報と開催に必要な「保証」を前提に、すでに発表済みのカレンダーに沿って進めていくと説明した。

シーズン最終2戦を巡っては、長らく開催が危ぶまれてきた。4月に予定されていたバーレーンGPとサウジアラビアGPは中止となり、F1と国際自動車連盟(FIA)はシーズン終盤についても複数の代替案を検討してきた。

「保証」を前提に、最終2戦開催へ

ドメニカリはマレーシアのセパンで、イタリアのスポーツ専門局『Sky Sport』の取材に応じ、「これまでにも言ってきた通り、カレンダーは確定済みだ。最後の2つのグランプリはカタールとアブダビになる」と述べた。

続けて、「現在得ている情報と、当然ながら我々が絶対に必要としている保証を踏まえて、この方針で進むことを決めている」と言葉を選びながら説明。「年末まで、この方針に沿って対応していく」と語った。

情勢の悪化によって必要な「保証」が失われれば、判断を見直す余地があると受け止められる発言だ。

ただ、ドメニカリの発言を理解するうえでは、F1と主催者の契約上の立場の違いにも目を向ける必要がある。

契約条件は各グランプリ毎に異なるとみられるが、一般に主催者側が中止を決めた場合、契約に基づいて主催者側はF1側に開催権料を支払わなければならない。一方、F1側が中止を決めれば、主催者側は開催権料を支払う必要がなく、F1側はその分の収入を失うことになる。

フェルスタッペン、中東開催に否定的

ドライバーからは開催に否定的な声も上がっている。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、中東でシーズンを終えることについて、次のように語った。

「普段なら、カタールやアブダビに行くのはうれしい。でも、近くで戦争が起きていて、いくつかの国が互いに争っているなら、行くべきではないと思う」

さらに、「そういう状況では、契約があるかどうかは関係ないと思う。でも、決めるのは僕じゃない」と続けた。

代替案としては、アブダビGPをイタリアのイモラで開催する案も取り沙汰されてきた。4月の開催が中止となったバーレーンGPは最終的に、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットに舞台を移し、第16戦として10月2~4日に開催された。