フェルスタッペン「チェコがシャルルの前に留まれるようにする事が重要」
サンパウロとアブダビのシーズン2戦を残してマックス・フェルスタッペンは、レッドブルのチームメイト、チェコことセルジオ・ペレスがランキング2位を確実に取れるよう取り組んでいくことがチームとして重要との認識を示した。
前戦メキシコGPでの3位表彰台獲得によりペレスはシャルル・ルクレール(フェラーリ)を逆転して選手権2位の座を奪還した。
ただその差は僅か5点。インテルラゴスでの次戦サンパウロGPはスプリントフォーマットが採用されるため、残り2戦で獲得可能な理論上の最大ポイントは60点にも及ぶ。
それがチームオーダーを含むのかどうかは不明だが、フェルスタッペンはブラジルでの週末を前に「チームとしてはチャンピオンシップを1位と2位で終えたい思ってる。だから僕らとしてはチェコがシャルルの前に留まれるよう取り組んでいくことが重要だ」と語った。
「ブラジルに戻ってこれるのはいつだって嬉しい。美しい場所だし、文化も豊かだからね」とフェルスタッペンは続ける。
「インテルラゴスは全長が短く、高低差やキャンバー付きコーナーがあってドライブするには本当にクールなコースだし、数々の歴史が詰まっている場所だから大好きなんだ」
「今週末はスプリントレースが行われる関係でプラクティスが短い。限られた時間でクルマを完璧にセットアップしていくという点でいつもより少し難しい週末になる」
当のペレスはランキング2位獲得の重要性を認めつつも、勝利に対する強い執念をのぞかせる。
「勝てるという気持ちとともにシーズンの最終2戦に臨むつもりだ」とペレス。
「全てを出し切れば僕らは今週末のレースで勝てるチームだと思うし、今なお、今シーズンの素晴らしい勢いを維持することに強い意欲を持っている」
「コンストラクターズチャンピオンを勝ち取ったとは言え、チームとして、そして僕個人として、ドライバーズ選手権でワンツーを獲得するのは非常に重要だ」
「そのためには今週末のスプリントを含め、すべてのレースで最高の結果を出すために戦い、走り続けなきゃならない」
「スプリントは大量ポイントを獲得するチャンスだから、金曜の最初のプラクティスと予選で良い結果を出していかなきゃならない」
サンパウロGPの舞台となるのは1周4309m、全15コーナーを有するインテルラゴス・サーキット。2021年のグランプリでは、DRS規制違反による予選失格処分を経て、メルセデスのルイス・ハミルトンが大逆転の優勝を飾った。
F1サンパウロGPは日本時間11月11日(金)24時30分からのフリー走行1で幕を開ける。