ランド・ノリスがF1サンパウロGPを前に体調不良…マクラーレン、代役スタンバイ
ランド・ノリス(マクラーレン)が体調不良によりF1サンパウロGPのメディアデーを欠席した。チームによると食中毒が疑われる。
ノリスはブラジル入りした後に体調を崩し、開幕前日の11月10日(木)のメディアセッションを欠席。宿泊先のホテルで休養した。
Lando is feeling unwell with suspected food poisoning, so he will rest in the hotel today. We expect him back at track tomorrow.
Get well soon, Lando! 🧡#BrazilGP 🇧🇷 pic.twitter.com/Ut1k16Ado4
— McLaren (@McLarenF1) November 10, 2022
詳しい容態は不明だが、マクラーレンは、イベント初日にはステアリングを握れる状態まで回復するとみている。ただ体調が芳しくない場合は代理のドライバーが必要となる。
マクラーレンにとって今週末唯一の選択肢はニック・デ・フリースだ。ダニエル・リカルドの後任として来季デビューが決まっているオスカー・ピアストリではなく、メルセデスとの契約に基づき27歳のオランダ人ドライバーを起用する。
デ・フリースはウィリアムズのアレックス・アルボンの代役として今年9月のイタリアGPでF1デビューを飾りポイントを獲得した。
これが大きな要因となり、2023年に角田裕毅のチームメイトとしてスクーデリア・アルファタウリからフル参戦を果たす事が決まった。
インテルラゴスでマクラーレンMCL36をドライブする事になった場合、デ・フリースは今年、メルセデス、アストンマーチン、ウィリアムズに続く4台目の現行マシンを走らせる事になる。
マクラーレンにとって厄介なのは、サンパウロGPが今年3回行われるスプリントイベントのうちの1つということだ。つまり初日金曜はフリー走行1に続いていきなり予選が行われる。
スプリント及び決勝レースに参加するためには少なくとも1回、プラクティスで走行する必要がある。初日を欠席した場合、2日目のFP2でドライブすれば参加資格を得る事ができるが、準備不足は否めない。
サンパウロGPの舞台となるのは1周4309m、全15コーナーを有するインテルラゴス・サーキット。2021年のグランプリでは、DRS規制違反による予選失格処分を経て、メルセデスのルイス・ハミルトンが大逆転の優勝を飾った。
F1サンパウロGPは日本時間11月11日(金)24時30分からのフリー走行1で幕を開ける。