ローガン・サージェント、更なるSF得点稼ぎへ…サンパウロとアブダビでもFW44をドライブ
アメリカGPとメキシコGPの金曜フリー走行に続き、2023年のウィリアムズでのF1デビューを目指すローガン・サージェントは、サンパウロとアブダビの最終2戦でもFW44のステアリングを握る。
フロリダ州出身の21歳はウィリアムズから2023年のF1デビューが約束されている。ただしスーパーライセンスを取得すればという条件付きだ。現時点ではポイントが足らず、発給要件を満たすためには最低でもランキング6位以上でF2シーズンを終える必要がある。
今季2回目の出走となった前戦メキシコGPのFP1では、2度の赤旗の影響で100kmの規定周回に5.312km、2周及ばず、スーパーライセンス・ポイントを獲得する事ができなかった。
インテルラゴスで再びアレックス・アルボンのマシンを借り受ける事になったサージェントは「サンパウロのFP2でまたFW44をドライブできる事になって楽しみだ。オースティンとメキシコシティに続いて更に経験を積んでいくのが待ちきれない」と語った。
「バンクコーナーやS・ド・セナ(ターン1・2)を擁するインテルラゴスのような象徴的なコースでドライブできるなんて最高の気分だ」
「ステアリングを握るチャンスを与えてくれたウィリアムズの皆に、改めて心からの感謝の気持ちを伝えたい」
予選前のプラクティスが僅か1時間に限られるスプリント・フォーマットの週末に若手を走らせるのは異例だ。ブラジルでのサージェント起用について車両パフォーマンス部門を率いるデイブ・ロブソンは次のように説明した。
「スプリント・イベントの週末としては異例だし、FP2では既にアレックスのクルマはパルクフェルメ下にあるため通常の週末に走るよりも難易度が高い」
「だが、それによってローガンは非常に貴重な経験を積むことになるし、彼に更なる機会を与えることは将来に向けて良い投資となる」
「彼はオースティンとメキシコシティで素晴らしい仕事をしてくれた。通常とは異なる週末ではあるが、再び同じことをやってくれると確信している」
サンパウロGPの舞台となるのは1周4309m、全15コーナーを有するインテルラゴス・サーキット。2021年のグランプリでは、DRS規制違反による予選失格処分を経て、メルセデスのルイス・ハミルトンが大逆転の優勝を飾った。
F1サンパウロGPは日本時間11月11日(金)24時30分からのフリー走行1で幕を開ける。