セッションに向けて準備をする角田裕毅(アルファタウリ)、2023年10月7日F1カタールGP
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角田裕毅、スプリントで”仕込み”…F1カタール決勝の出来はエンジニアの肩に?

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12位で終えた2023年10月7日のF1カタールGPスプリントを経て角田裕毅(アルファタウリ)は「最高ではなかった」とする一方、18番グリッドである事を踏まえ、決勝を見据えてデータ収集に集中していたと明かした。

土曜のロサイル・インターナショナル・サーキットは相も変らずトリッキーなコンディションで、19周のスプリントでは僚友リアム・ローソンを含む2台のマシンが単独でコース外に飛び出しセーフティーカー(SC)が導入される展開となった。

スプリントを経て、クルマのペースについて尋ねられた角田裕毅は「最高というわけではありませんでしたが、少なくとも明日に向けて良い1日を過ごせたと思います」と語った。

「ポケットに幾つかのものを忍ばせているので、明日はそれを最大限に活かせればと思っています」

スプリントではソフトタイヤが10周ほどしか保たず、デグラデーションがかなり高そうに見えた。タイヤの安全性云々を除いても、レースでは多くのピットストップが見られる事だろう。

タイヤやコンディションを踏まえた上で、日曜のレースに向けた展望について問われた角田裕毅は「簡単にはいかないと思いますが、今日は18番手からのスタートだったこともありデータを集めることに集中しました」と答えた。

「あまり良い日ではありませんでしたが、まだ明日のレースが残っていますし、ポイントに近いポジションからのスタートなので、ここで一旦、集中し直していきたいと思います」

トレーナーのマイケル・イタリアーノと共にスプリントに向けてグリッドへと向かう角田裕毅(アルファタウリ)、2023年10月7日F1カタールGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

トレーナーのマイケル・イタリアーノと共にスプリントに向けてグリッドへと向かう角田裕毅(アルファタウリ)、2023年10月7日F1カタールGP

スプリントを後方18番手からスタートする事になったのは、シュートアウトの第一ラウンド、SQ1でのトラック・リミットによるタイム抹消があったためだ。ノックアウトが知らされると角田裕毅は無線を通してフラストレーションを爆発させた。

「SQ1でのトラック・リミット違反と無線でのコミュニケーションの件についてはチームに謝罪したいと思います。シュートアウトでは最大限のパフォーマンスを発揮できず、本当に悔しい思いをしました」と角田裕毅は振り返った。

車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「スプリントの結果は残念だが、明日のレースに向けて有益なデータを集める事ができた。様々な戦略を検討し、このスリッピーなコースで波乱に満ちたレースを戦う事を楽しみにしている」と付け加えた。

ファエンツァのエンジニア達はこの日集めたデータをどう活かしていくのだろうか。角田裕毅は日曜の決勝レースで、カルロス・サインツ(フェラーリ)と並ぶ6列目11番グリッドに着く。


2023年F1カタールGPスプリントではオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がポール・トゥ・ウインを飾った。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は2位フィニッシュで3年連続、3度目のドライバーズタイトルを獲得した。

決勝レースは日本時間10月8日(日)26時にフォーメーションラップが開始され、1周5,419mのロサイル・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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