5度目のF1ワールドチャンピオン獲得を喜ぶメルセデスのルイス・ハミルトン、F1メキシコGP決勝 2018年10月28日copyright MercedesAMGF1

ルイス・ハミルトンが5度目のF1ワールドチャンピオンを獲得!史上3人目の偉業 / F1メキシコGP《決勝》結果とダイジェスト

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2018シーズンF1世界選手権 第19戦メキシコGP決勝レースが現地10月28日に行われ、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが2番グリッドから今季2勝目、メキシコGP2連覇を成し遂げた。

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンは4位入賞を果たし、自身5度目のF1ワールドチャンピオンを獲得。ファン・マヌエル・ファンジオに並ぶ史上3人目の5冠に輝いた。ポディウムは獲得できなかったものの、グランドスタンドに囲まれたスタジアムセクションでドーナツターンを披露。喜びを爆発させた。

「何だか変な感じだよ!優勝できなかったのにね。でも、ここまでの長い道のりの中で苦労を重ねた結果、チャンピオンシップを制する事が出来た」とハミルトン。

「メルセデスとの付き合いは13歳の時からだ。ファンジオもメルセデスと共に偉業を達成した。信じられない気分だよ。ホント夢のような感じだ!」

2位表彰台はスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。シーズンを通しての奮闘虚しくタイトルの夢は潰えたものの、ハミルトンと強く抱き合いライバルの偉業を讃えた。3位にはキミ・ライコネンが滑り込んだ。

トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが10位入賞。ブレンドン・ハートレーは終盤までガスリーに先行する好走を見せていたものの、接触事故の責任を問われ5秒ペナルティが科された事もあり、チームは53周目にチームオーダーを発動しガスリーとの順位交代を指示。12位でチェッカーフラッグを受け、最終14位に終わった。

ストフェル・バンドーンとバトルするトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、F1メキシコGP決勝 2018年10月28日

前戦アメリカGPとのダブルヘッダーとなったメキシコグランプリの舞台は、2300mもの高地に位置するエルマノス・ロドリゲス・サーキット。日本との時差は15時間。決勝は、日本時間29日(日)午前4時10分にブラックアウトを迎え、1周4304mのコースを71周する事で争われた。

日曜の現地メキシコシティ上空は一面に薄い雲が垂れ込めたものの晴れ渡り、チャンピオンシップを争う決勝のフォーメーションラップは気温18℃、路面33℃のドライコンディションで開始された。

伊タイヤメーカーのピレリは、今年のF1メキシコGPにハイパーソフ(桃)、ウルトラソフト(紫)、スーパーソフト(赤)の3種類のコンパウンドを持ち込んだ。レースでは例外なく全てのマシンがデグラデーションとグレイニングに苦しみ、71周の戦いは他車というよりはむしろタイヤとの我慢くらべの様相を呈した。

前日27日(土)に開催された予選では、ダニエル・リカルドがチームメイトのフェルスタッペンを0.026秒という僅差で退けポールを獲得。2列目にはタイトル争いを繰り広げるハミルトンとベッテルが並んだ。

オープニングラップでは、3番グリッドのハミルトンが驚異的な蹴り出しを決め、ターン1で2番手に浮上。ポールスタートのリカルドはポジションを2つ落とし、フェルスタッペンがラップリーダーへと踊り出た。1周目を走り終えたところでハートレーがピットイン。ニコ・ヒュルケンベルグとの接触によってフロントウィングを破損したエステバン・オコンもピットへと入り、ウィングを交換してコースに復帰した。

オコンのウイングはデブリとなってフェルナンド・アロンソのバージボードに引っかかり、これが原因で2度のF1王者は5周目にマシンをストップ。2戦連続でのレース開始早々のリタイヤとなった。マシン撤去のためにバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入。このタイミングでガスリーがタイヤ交換へと動いた。

全車タイヤの摩耗に苦しむ中、上位勢で真っ先に動いたのはメルセデス勢。ハミルトンとボッタスが10周目にダブルピットイン。新品スーパーソフトに履き替えハミルトンが5番手、ボッタスが8番手でコースに復帰した。その翌周に3番手を走行していたリカルドがピットイン。急ぎコースに戻ったものの、ハミルトンにアンダーカットを許した。

レース中盤はベッテルとハミルトンのトラック上での直接対決が注目を集めた。ベッテルは34周目にホームストレートでリカルドをオーバーテイクすると表彰台圏内の3番手に浮上。決してタイヤの状態が良かったわけではないが、執念の走りで前を行くハミルトンとのギャップを詰め、39周目にオーバーテイク。2番手にまで上り詰めた。

優勝なくしてベッテルのタイトルの望みなし。残り10周のところでレッドブルの2台を追い回すベッテルに追い風が吹いた。2番手を走行していたリカルドが先週のオースティンに引き続きまたもマシントラブル。スタジアムセクションで白煙を吹いた後、ホームストレート終端のランオフエリアで力無くマシンを止めた。リカルドにとっては2戦連続でのDNF。コース上には3度目のVSCがコールされた。

自力でポジションアップを続けてきたものの、ベッテルの猛追もここまで。フェルスタッペンを捕らえる事は出来ず、17.316秒遅れの2番手でチェッカーフラッグを受けた。

順位とタイム

Pos No Driver Team Laps Time PTS
1 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー 71 1:38:28.851 25
2 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 71 +17.316 18
3 7 キミ・ライコネン フェラーリ 71 +49.914 15
4 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 71 +78.738 12
5 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 70 +1 lap 10
6 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 69 +2 laps 8
7 16 シャルル・ルクレール ザウバー・フェラーリ 69 +2 laps 6
8 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ルノー 69 +2 laps 4
9 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 69 +2 laps 2
10 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 69 +2 laps 1
11 31 エステバン・オコン フォースインディア・メルセデス 69 +2 laps 0
12 18 ランス・ストロール ウィリアムズ・メルセデス 69 +2 laps 0
13 35 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ・メルセデス 69 +2 laps 0
14 28 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 69 +2 laps 0
15 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 69 +2 laps 0
16 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 68 +3 laps 0
NC 3 ダニエル・リカルド レッドブル・タグホイヤー 61 DNF 0
NC 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 38 DNF 0
NC 55 カルロス・サインツ ルノー 28 DNF 0
NC 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ルノー 3 DNF 0

コンディション

天気
晴れ
気温
18℃
路面温度
33℃
周回数
71

レース概要

グランプリ名
メキシコGP
レース種別
決勝
レース開始日時
サーキット名
エルマノス・ロドリゲス・サーキット
サーキット設立
1962年
コース全長
4304m
コーナー数
16
周回数
71周
周回方向
時計回り

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