2018年F1メキシコGP予選でポールポジションを獲得し満面の笑みを浮かべるレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

リカルドがモナコ以来の逆転ポール!ホンダ勢は一歩及ばずQ2敗退 / F1メキシコGP《予選》結果とダイジェスト

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2018年F1世界選手権 第19戦メキシコGP公式予選が現地10月27日にメキシコシティ市街地に位置するエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われ、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが1分14秒759のコースレコードを記録。今年のモナコGP以来となる13レースぶりのポールポジションを獲得した。

2番手はチームメイトのマックス・フェルスタッペン。0.026秒差で全セッション制覇の野望が潰えたものの、メカニカルグリップに勝るRB14が低速の第3セクターで驚異的な速さをみせ他を圧倒。レッドブルがフロントロウを独占する結果となった。

セカンドロウ3番手にはトップから0.135秒遅れでメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。4番手には、選手権争いで後がないフェラーリのセバスチャン・ベッテルが同0.211秒遅れで続く結果となった。

トロロッソ・ホンダ勢は2台揃ってQ2進出を果たしたものの、ブレンドン・ハートレーは自身のミスによって14番手。ピエール・ガスリーは決勝での最後尾スタートが確定しているため、Q2でのアタックを行わず15番手でセッションを終えた。

F1メキシコGP予選を走るトロロッソ・ホンダの2台、エルマノス・ロドリゲス・サーキットにて 2018年10月27日

FP3に引き続き、午後の現地メキシコシティは今にも雨が降り出しそうな薄暗い雲に覆われ、スターティンググリッド争いは降水確率40%、気温18℃、路面温度25℃のドライコンディションでスタートした。

直前の最終プラクティスで発生した油圧トラブルを受けて、メルセデスはバルテリ・ボッタスのパワーユニットを交換。前戦アメリカGPグランプリまで使用していたスペック2に載せ替え予選に挑んだ。

公式タイヤサプライヤーのピレリは、高地エルマノス・ロドリゲスにハイパーソフト(桃)、ウルトラソフト(紫)、スーパーソフト(赤)の3種類のコンパウンドを投入。Q3進出者に追加提供されるコンパウンドはハイパーソフトが指定された。

予選Q1 / 早くもレコード連発、ハートレーは10番手で通過

エントリーした全20台で争われる予選第一ラウンドのQ1。先陣を切ってコースに飛び出たのはガスリー。エンジン及びギアボックス交換による最後尾スタートが決定しているため、最速タイムから107%以内のタイムを出すことだけをターゲットにタイムアタックを開始した。

メルセデス勢は1セット目でウルトラソフトタイヤを選択。Q2に向けてのシミュレーションを行った。優勝候補のレッドブルは早速コースレコードを連発。まずはリカルドが、その後フェルスタッペンが立て続けに記録を塗り替えた。さらにセッション終盤には、ハイパーソフトに履き替えたボッタスが1分15秒580を記録しQ1トップに立った。

時間を経るごとに路面コンディションが急激に改善。セッション最終盤はタイムシートがめまぐるしく入れ替わる展開となり、ロマン・グロージャン、ストフェル・バンドーン、ケビン・マグヌッセン、ランス・ストロール、セルゲイ・シロトキンの5台がノックアウト。トロロッソ・ホンダ勢はハートレーが10番手、ガスリーが13番手でQ2進出を果たした。

予選Q2 / 上位勢は決勝見据えウルトラソフト

5台が脱落し残る15台のマシンが挑んだQ2では、トップ3チームが決勝でのハイパーソフトスタートを嫌い、ウルトラソフトタイヤでアタック。最も柔らかい桃色のコンパウンドは今週末、許容できないレベルのデグラデーションを示していた。

1回目のランを終えての順位は、フェルスタッペン、ハミルトン、ベッテル、リカルド、ボッタス、ライコネンの順。フォース・インディア勢はタイヤ選択の自由がある11・12番手狙いでスーパーソフトを履きタイムを計測するも、流石にタイム的に厳しく、2回目のランでウルトラソフトに履き替えエステバン・オコンが11番手、母国セルジオ・ペレスが13番手でQ2敗退となった。

トロロッソ・ホンダ勢はガスリーがタイム計測を見送り15番手。ハートレーはスタジアムセクションのセクター3でミスを喫し14番手に終わった。Q1敗退が心配されたマクラーレンのフェルナンド・アロンソは12番手と健闘した。

予選Q3 / 自己ベスト更新のリカルドが逆転ポール

トップ10グリッドを決する予選最終ラウンドのQ3では、まずはフェラーリが、その後メルセデスがタイム計測をスタート。ベッテル、ハミルトン、ボッタス、ライコネンの順に並んだところでレッドブルがアタックを開始。前半の2つのセクターでは最速を記録できなかったものの、セクター3で驚異的なタイムを刻んだフェルスタッペンが1分14秒785を刻みトップを奪取。リカルドが4番手に続いた。

2回目のランでは、先にアタックを開始したフェラーリとメルセデスがタイムを更新できない状況の中、後発のリカルドが自己ベスト塗り替え1分14秒759をマーク。一気にトップへと躍り出た。結局、上位6台のうちリカルドの他にタイムを更新したのはハミルトンのみ。ポジションを一つ挙げベッテルを後塵に従える3番手をマークした。

ミッドフィールド最上位はルノー・スポールのニコ・ヒュルケンベルグ。ポールタイムから1秒遅れで7番手につけた。背後にはチームメイトのカルロス・サインツ。9番手にはシャルル・ルクレール、10番手にはマーカス・エリクソンが続き、アルファロメオ・ザウバーが2台揃ってトップ10スタートを確保した。

シーズン19戦目のF1メキシコグランプリ決勝レースは、日本時間10月29日(月)午前4時10分からエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われる。

順位とタイム

Pos No Driver Team Q1 Q2 Q3 Laps
1 3 ダニエル・リカルド レッドブル・タグホイヤー 1:15.866 1:15.845 1:14.759 16
2 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー 1:15.756 1:15.640 1:14.785 15
3 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:15.673 1:15.644 1:14.894 20
4 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:16.089 1:15.715 1:14.970 16
5 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:15.580 1:15.923 1:15.160 22
6 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:16.446 1:15.996 1:15.330 20
7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:16.498 1:16.126 1:15.827 18
8 55 カルロス・サインツ ルノー 1:16.813 1:16.188 1:16.084 18
9 16 シャルル・ルクレール ザウバー・フェラーリ 1:16.862 1:16.320 1:16.189 20
10 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 1:16.701 1:16.633 1:16.513 20
11 31 エステバン・オコン フォースインディア・メルセデス 1:16.252 1:16.844 16
12 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ルノー 1:16.857 1:16.871 12
13 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 1:16.242 1:17.167 16
14 28 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 1:16.682 1:17.184 12
15 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 1:16.828 11
16 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 1:16.911 9
17 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ルノー 1:16.966 6
18 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:17.599 9
19 18 ランス・ストロール ウィリアムズ・メルセデス 1:17.689 5
20 35 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ・メルセデス 1:17.886 6

コンディション

天気
曇り
気温
18℃
路面温度
25℃

レース概要

グランプリ名
メキシコGP
レース種別
予選
レース開始日時
サーキット名
エルマノス・ロドリゲス・サーキット
サーキット設立
1962年
コース全長
4304m
コーナー数
16
周回数
71周
周回方向
時計回り

F1メキシコGP特集