グランプリ初日を迎えたハンガロリンク。2018年F1第12戦ハンガリーGP金曜2回目のフリー走行が現地7月27日に開催され、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルが1分13秒085を記録。紫ウルトラソフトを使いこなし、2番手につけたレッドブルのマックス・フェルスタッペンを0.074秒差で退け初日をトップで締め括った。3番手にはトップから0.227秒遅れでダニエル・リカルドが続いた。

トップ3に続いたのは最速ベッテルの相方キミ・ライコネン。コンマ3秒落ちの17秒153を自己ベストとした。メルセデス勢は5・6番手。ルイス・ハミルトンが0.753秒遅れ、バルテリ・ボッタスが1.034秒遅れと、フェラーリ・レッドブルに対して大きく遅れたが、履いていたのは中間コンパウンドのソフトタイヤであった。

午前のFP1に引き続き、午後のハンガロリンクも晴れ渡る青空に恵まれた。予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は一時は気温32℃、路面50℃と午前より大幅に暑くなったものの、セッション中盤以降は部分的に厚い雲が垂れ込め始め急速に低下。セッション終盤には路面37℃にまで下がったが、心配された降雨はなくドライコンディションが継続した。

トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーがトップから1.684秒落ちの9番手タイムをマーク。ポイント獲得に向けて順調な仕上がりを見せた。一方のブレンドン・ハートレーは同2.082秒落ちの15番手で初日を終えた。

中団グループ最速はFP1に引き続きハースのロマン・グロージャン。6番手ボッタスにコンマ2秒差に迫り7番手を記録した。8番手はルノーのカルロス・サインツ。午前のプラクティスで8番手につけたニコ・ヒュルケンベルグは、はエナジーストア（ES）を交換してコースイン。14番手に終わった。

マクラーレン勢はフェルナンド・アロンソが12番手。一時「パワーがない」と訴えピットに戻るシーンも見られたが、37周を走破しトラブルが深刻でない事を伺わせた。原因不明のグリップ不足を解消すべくシャシーを変更したストフェル・バンドーンには特に変化は見られず、ソフトタイヤとは言え、ここ数戦の定位置である19番手という結果に終わった。

F1ハンガリーグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月28日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってハンガロリンクで開催される。土曜のブタペストは雷雨が予想されており、荒れたウェットコンディションのグリッド争いとなる可能性がある。

2018年F1第12戦ハンガリーGPフリー走行2（FP2）リザルト

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