シーズン12戦目、前半最終戦となるF1ハンガリーGPが7月27日にハンガロリンクで開幕を迎え、日本時間同日18時から金曜1回目のフリー走行が行われた。グランプリ一発目のセッションを制したのはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド。1分17秒613のトップタイムを記録した。

2番手にはトップから遅れる事0.079秒でスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。3番手には同0.088秒差でレッドブルのマックス・フェルスタッペンという結果となった。僅差とは言え、エンジン性能差が収縮する中低速サーキットでレッドブルが下馬評通りの速さを見せ、故セルジオ・マルキオンネを追悼すべく喪章をつけて週末に挑んだ跳ね馬がこれに続く形となった。

なお、レッドブル勢とメルセデス勢はウルトラソフトタイヤを、フェラーリはミディアムタイヤを履かずにセッションを終えている。トップ3に続いたのはキミ・ライコネン（Ferrari、4番手）とルイス・ハミルトン（Mercedes、5番手）。バルテリ・ボッタス（Mercedes）が6番手につけた。

金曜午前の現地ブタペストは晴天に恵まれ、セッションは気温27℃、路面温度40℃のドライコンディションでスタート。セッションを経る毎に路面温度は大きく上昇し、チェッカーが振られた際には48度にまで達した。午後のFP2では更なる高温が予想される。公式タイヤサプライヤーのピレリは、ウルトラソフト、ソフト、ミディアムの3種類のタイヤコンパウンドを持ち込んだ。

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トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーがトップから1.739秒遅れの11番手。ブレンドン・ハートレーは同2.228秒遅れの13番手と、まずまずの出だしを見せた。両者は黄色ソフトタイヤでのみの走行を行い、最も柔らかい紫ウルトラソフトを履くことはなかった。

ルノー勢は8番手につけたニコ・ヒュルケンベルグがセッション後半にターン5で失速。コース上にマシンを停めた。ダッシュボードの表示が消えており、マシンの電源がシャットダウンしたように見受けられる。カルロス・サインツはヒュルケンベルグに0.103秒届かず9番手に終わった。

マクラーレン勢はフェルナンド・アロンソがトップから2.077秒遅れの12番手。ここ数戦続くパフォーマンス不足を解消すべく、シーズン前半に使用していたシャシーにロールバックしたストフェル・バンドーンは、アロンソに0.461秒遅れ16番手という結果に終わった。

本家フェラーリに先駆けて最新スペック3エンジンを投入したハース、ロマン・グロージャンがミッドフィールド最速の7番手を記録。チームメイトのケビン・マグヌッセンは10番手につけた。

ザウバー勢はシャルル・ルクレールに代わりアントニオ・ジョビナッツィがFP1を担当。先輩株のマーカス・エリクソンが20番手最後尾に終わった一方で、セルゲイ・シロトキン（Williams）を抑え18番手タイムを記録した。

2018年F1第12戦ハンガリーグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間7月27日(金)22時から1時間半の日程で開催される。

2018年F1第12戦ハンガリーGPフリー走行1（FP1）リザルト

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